「旧姓併記パスポート」(メモ)

畑恵*1「結婚したら名前が変わるなんてヤダー! ― 小1生の本音を最高裁はどう聞く」http://www.huffingtonpost.jp/kei-hata/family-name-marriage_b_8852214.html *2


強制的夫婦同姓制度を「合憲」とした最高裁判所判決*3へのコメント。
ここでは「旧姓併記パスポート」について書かれている箇所を切り取っておく。かなり厄介であるらしい。


たとえば、パスポート。最近は、旧姓併記のパスポート取得もだいぶ緩和されてきたとはいえ、誰でも認められるものではなく、海外での旧姓使用が必要と当局に判断された人でなければ発行はされません。

実は私も以前、ある人から勧められて旧姓併記パスポートを取得しました。勧めてくれたのは、なんと夫婦別姓選択制に断固反対している某女性国会議員でした。

同世代でほぼ同時期に結婚した彼女と、自民党本部のエレベーターで偶然一緒に乗り合わせた際、「選挙は旧姓でも出られるようになったけど、パスポートとか不便じゃないの?」と尋ねたところ、「私、旧姓併記のパスポート取得してるの。あなたも、参議院議員だったんだから大丈夫、認められるわよ。」という答えが、あっさり返ってきました。

「おいおい、自分だけ認められればそれでいいんかい!」と突っ込む間もなく、エレベーターは停止。彼女は開いたドアから颯爽と去って行きました。

しかも、旧姓併記パスポートが海外で招く混乱と言ったらありません。とにかく同姓が義務なんて国は他にないわけですから、二つの名前が並んだへんてこなパスポートを示すと、どの窓口でも漏れなく「?」という顔をされ、そのまま留め置かれます。空港の入国審査に始まり、航空券やホテルの予約などなど、そのつど本人確認のために膨大な時間が費やされ、運の悪い時にはリザベーションが取り消されてた!なんていう悲劇も起きたりします。

ところで、「夫婦別姓選択制に断固反対している某女性国会議員」て誰?