永遠の中年

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訃報:愛川欽也さん80歳 「キンキン」の愛称で親しまれ

毎日新聞 2015年04月17日 02時30分(最終更新 04月17日 12時26分)


 「出没!アド街ック天国」など人気テレビ・ラジオ番組の司会を長年務めるなど、「キンキン」の愛称でお茶の間に親しまれ幅広いジャンルで活躍した俳優でタレントの愛川欽也(あいかわ・きんや、本名・井川敏明=いがわ・としあき)さんが亡くなっていたことが16日分かった。関係者が明らかにした。80歳。葬儀の日取りは未定。妻はタレントのうつみ宮土理(みどり)さん。

 東京生まれ。俳優座養成所などを経てプロデビュー。30代からは洋画や海外ドラマの声優を始め、特に名優ジャック・レモンの吹き替えで頭角を現した。

 1970年代にはTBSラジオの「それ行け!歌謡曲」などのディスクジョッキーとして若い世代の絶大な人気を博した。テレビ番組の司会者としても手腕を発揮し、日本テレビ系「11PM」、フジテレビ系「なるほど!ザ・ワールド」などの人気番組を長く担当した。

 長年の夢だった映画製作に74年に乗り出し、「さよならモロッコ」で監督・主演も務めた。翌75年に親友の菅原文太さん(昨年11月死去)とともに東映に企画を持ち込み、共演した「トラック野郎御意見無用」が大ヒット。菅原さんが演じる「桃次郎」の相棒「やもめのジョナサン」を好演した。その後も「西村京太郎トラベルミステリー」など2時間ドラマにも数多く出演した。

 95年の番組開始から司会を務めたテレビ東京系「出没!アド街ック天国」では昨年9月、「世界最高齢の情報番組司会者」としてギネス世界記録に認定されたが、今年3月の放送1000回を機に司会を降板した。

 また、96年には「テレビについて話す会」を発足させ、硬派な視点で政治問題やテレビのあり方に関して発言を続けた。

 私生活では78年、「ケロンパ」の愛称でお茶の間で親しまれていた、うつみさんとTBS「シャボン玉こんにちは」でコンビを組んだことを機に再婚、芸能界きっての「おしどり夫婦」と呼ばれた。

 映画や舞台への愛情は晩年まで衰えず、劇団「キンキン塾」を創設して後進を指導。2010年には私財を投じ、東京・中目黒に演劇公演や映画上映ができる小劇場「キンケロ・シアター」を建設した。18日から、自ら監督・脚本などを担当した最新主演映画「満洲の紅(あか)い陽」の上映を予定していた。
http://mainichi.jp/select/news/20150417k0000m040139000c.html


愛川欽也さん死去:息を引き取る直前まで「仕事に行こう」と…所属事務所コメント全文

2015年04月17日


 愛川欽也さんの所属事務所「愛川企画室」は17日、「愛川欽也を応援してくださった皆様」と題したコメントを発表した。15日午前5時11分、肺がんのため自宅で亡くなったという。全文は以下の通り。


 「愛川欽也を応援してくださった皆様」

 俳優愛川欽也は肺がんのため2015年4月15日午前5時11分に永眠いたしました。

 昨年冬より体調の不安を訴え、検査いたしましたところ、肺がんであることが判明いたしました。

 本人のたっての希望により、入院はせず在宅での懸命な治療を続けて参りましたが、容態が急変し自宅にて旅立ちました。

 故人の遺志に従い、すでに近親者にて密葬を執り行いました。

 これまで愛川が大変お世話になった方々に対し、十分なご報告をせぬまま、この日を迎えてしまいましたこと、ここに心よりお詫び申し上げます。

 最期まで仕事に復帰する可能性に懸けていた本人の強い希望で病状を伏せておりました。

 根っからの仕事人間であった愛川は肺がんを発症した以降も仕事に情熱を燃やしており、息を引き取る直前まで「仕事に行こう」と寝言のように申しておりました。

 最期まで仕事に恵まれた幸せな、愛川欽也の人生を支えてくださった全ての皆様に心より感謝いたします。

 なお、誠に勝手ではございますが、供物、供花、弔電などはご遠慮させていただきますこと、あわせてご了承くださいますようお願い申し上げます。

平成27年4月17日

株式会社 愛川企画室
http://mainichi.jp/feature/news/20150417mog00m040002000c.html

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俺は驢馬の中に入った愛川欽也*1というのは視ていないのだった。愛川欽也というのは、俺にとって、1970年代後半というか高校時代と重なっている。(水曜日の)『11PM』と(木曜日早朝の)『パックインミュージック』。あの頃、愛川さんは、『11PM』が終わると直ぐに麹町のNTVから赤坂のTBSへ車で移動していたことになる。レギュラーに今野雄二が加わっていた水曜日の『11PM』だけど、能地祐子さんも書いていたように、それで映画や音楽の最新のトレンド情報を入手していたという人も少なくなかったと思う*2。『パックインミュージック』の方は、永六輔のような『話の特集』系のゲストが来ることが多かったように思う。ただ、高二の終わり頃からタモリの『オールナイトニッポン』を聴くようになって、《木曜パック》の方はあまり聴かなくなってしまったのだが。
その頃、愛川さんは既にオジサンで、その印象は晩年も変わらず、年を取ったという感じはしなかった。老人の愛川欽也とか若者の愛川欽也というのはちょっと想像し難かったのだ。だから、享年80歳ということを聞いて、改めて吃驚。勿論、戦争を知っている世代だということは知識としては知っていたわけだが。
さて、「キンキン」ならぬid:gingin1234*3というのがいたけれど、最近その名を聞かず。