「霊界案内人」

『朝日』の記事;


「除霊代」など脱税 社長ら所得税法違反の罪で在宅起訴

2015年3月30日21時38分


 「除霊代」などと称して依頼者から得た所得を申告せずに計約9600万円を脱税したとして、東京地検特捜部は30日、東京都港区の通信販売会社「アール」の田中了緒雅(りょおが)社長(35)=足立区=と、池田曠吉(こうきち)・鑑定人(77)の2人を所得税法違反の罪で在宅起訴し、発表した。

 発表によると、田中社長は2011〜12年に約1億6500万円の所得を隠し、約6千万円を脱税。池田鑑定人は、10〜12年に約1億700万円の所得を隠し、約3600万円を脱税したとされる。

 関係者によると、田中社長は「霊界案内人」を自称。池田鑑定人が「霊界師」として発したメッセージを、自身のブログを通じて悩み相談を受けた依頼者に伝えて「除霊代」や「鑑定代」を受け取ったり、お札や観音像を売ったりしていた。依頼者からの代金は田中社長の個人口座などに振り込まれ、一部は池田鑑定人に渡されていたという。
http://www.asahi.com/articles/ASH3Z5T1WH3ZUTIL046.html

新聞沙汰になる「除霊」というと、「除霊」の名の下に相手を殺してしまったりレイプしてしまったりということが多いのだった*1。この田中&池田コンビの場合は一応「除霊」は成功したことになっているようだ。また、年1億以上の「除霊」売上げがあるということは顧客満足度も高かったということだろう。また、顧客からの変なクレームもなかった。あったとしたら、「所得税法違反」とは別の容疑で問題になっていただろう。
それにしても、「東京地検特捜部」も暇なわけだ。