ロッテは中国語では楽天なのだった

「【悲報】東北大学 教授 沼崎一郎さん(楽天ファン)が「ロッテごときが」「千葉、滅びろ!」 →大炎上」http://matome.naver.jp/odai/2138203291694248301


沼崎一郎氏*1にdisられている当の千葉県関係者、東京世田谷系千葉人(或いは上海在住の在葉東京人)ですけど。でも笑ってしまった。かなり長いこと、球場に野球観戦に行っていないのだけれど、昔の記憶を辿ってみれば、球場の野次というのはこういうものでしょ。プロ野球よりも高校野球の方が酷かったと思う。甲子園では自粛をしているのだろうけど、県大会レヴェルだととてもTV中継に堪えられるものではなかった。それに比べれば、沼崎さん、まだお上品すぎるんじゃないかな。
さて、こういうことは匿名でやれ、実名を出すなという意見あり*2。それらは老婆心からの忠告というニュアンスのものも少なくないのだが、こうした〈大人の分別〉的な発想は何よりも反倫理的だと思う。それは実名では言えないことはそもそも言ってはいけないということだけではない。何よりも匿名性の闇に沈んでしまえば、恥を掻くことによって責任を取る*3ということができなくなるのだ。平井卓也の「あべぴょん」事件*4も、最大の問題は、匿名でこそこそとやっていたことでしょ。平井は国会の野次のノリでやったと言い訳しているようだけど、国会の野次は自らの顔や声を公的に晒して行うわけで、全く違う。
沼崎氏が謝罪しているのは*5当然といえば当然であり、恥を掻くことによって責任を取ることの一環ではあろう。今回の件で最も馬鹿を晒したというか、恥を掻いたのは、余計なお世話的な「お詫び」を出した「東北大学法務・コンプライアンス部」であろう*6。それは野暮であるだけでなく、その政治的なインプリケーションが厳しい批判に晒されて然るべきだろう。
ところで、プロ野球の人気が落ち目だというのはここ数年彼方此方で言われてきたことだけど、こういう炎上が起こるというのは、プロ野球もまだまだ捨てたものじゃないということだろうか。
そういえば、「かつて仙台はロッテの準フランチャイズだったんだ」*7