承前*1
岩田慶治先生が亡くなったということで、ネット検索をかけたのだが、出てくる項目の殆どは、何処かの通信社が配信した死亡記事か古書店のサイトだった。そういうなかで、数少ないものの、「岩田慶治」に言及しているblog記事を見つけた。例えば、
「神道アニメ『千と千尋の神隠し』」http://d.hatena.ne.jp/Hyperion64+singularity/20120720#p1
アニメ『千と千尋の神隠し』を起点とした話。岩田慶治の「アニミズム」論が援用される。この方は「神道」好きの方らしく、「凡そ神とは、古の文どもに見えたる天地のもろもろの神たちを始めて、そを祀れる社に坐す御霊をも申し、又人はさらにも云わず、鳥獣木草のたぐひ海山など、その他何にまれ、世の常ならずすぐれた徳ありて、かしこき物を神とは云なり」という本居宣長『玉勝間』における「神」の定義を紹介するエントリーもあり*2。但し、この方とは違って、宣長の「神」の定義を「合理的な理性とは違う次元の感覚」だとは思わないけれど。また、埼玉県飯能市を舞台にした三島由紀夫のSF小説『美しい星』についてのエントリーも*3。
- 作者: 本居宣長,村岡典嗣
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- 作者: 三島由紀夫
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も引用しておこう*4。
入超で1.6兆円の赤字。
日本がもはや輸出大国ではなくなっていたら、円安はダメージにしかならない。
かつての製造業は国内生産ばかりではなくなっている。海外拠点での生産が増えたはず。つまりは、国内企業すらも海外生産品を日本に輸出しているような業態に変貌しているのだ。
だとすれば、円安は内需を削ぐだけであろう。しかも石油や小麦など輸入品は確実に値上がりする。エネルギー産業は燃料高で採算を悪化させ、電力料金を上乗せさせるだけだで、企業の収益を悪化させる。加えて、生活者へのダメージが拡大する。
インフレを喚起させて、生活困窮者をますます追い詰めるのが、現在の状況だ。
http://d.hatena.ne.jp/Hyperion64+singularity/20130220#p1
岩田慶治先生に戻ると、
http://d.hatena.ne.jp/jits/20121213/1355369279
は『「わたし」とは何だろう―絵で描く自分発見』という1996年に上梓された本を紹介したもの。