おそとでおひるね

Helena Lee “The babies who nap in sub-zero temperatures” http://www.bbc.co.uk/news/magazine-21537988


諾威、瑞典芬蘭等のスカンディナヴィア諸国(北欧)では、冬になると真昼でも気温は氷点下を割り込む。氷点下の寒空の下、乳幼児たちは乳母車に乗せられ、屋外で昼寝をしている。勿論、毛布にくるまっているけど。都市のカフェでは、内側では親たちが珈琲を飲み、外では乳母車に乗せられた乳幼児たちが昼寝をしているという光景が見られる。親だけでなく、保育所でも子どもを屋外で昼寝させる。この習慣は遅くとも60年くらい前には始まっていたという。またこの習慣の背景にある理屈は、夏であれ冬であれ新鮮な空気に長い時間曝された子どもは室内に籠もっている子どもよりも風邪を引きにくいということであるらしい。ただこれはスカンディナヴィア特有の習慣で、(わざわざ記事になるということは)英国人にとっては十分に奇異な習慣だということだろうか。


芬蘭労働省(Ministry of Labour)の公式パンフレットHaving Children in Finland(1995)でも、赤ん坊を屋外で寝かせることが推奨されている*1