山田五十鈴

『毎日』の記事;

山田五十鈴さん:死去95歳 映画、舞台で活躍

毎日新聞 2012年07月10日 03時30分(最終更新 07月10日 15時39分)


 長年、舞台や映画の頂点で活躍し、女優で初めて文化勲章を受章した山田五十鈴(やまだ・いすず<本名・美津=みつ>)さんが9日午後7時55分、多臓器不全のため東京都内の病院で亡くなった。95歳だった。葬儀の日取りは未定。

 大阪市出身。父は新派俳優の山田九州男。幼時から清元、舞踊を習った。小学校卒業後、1930年に日活入社、山田五十鈴の芸名で「剣を越えて」で映画デビュー。美貌の娘役として頭角を現した。その後、第一映画、新興キネマを経て東宝へ入社した。特に、東宝入り後の長谷川一夫とのコンビは人気を集め、映画界のトップ女優となった。この間、俳優月田一郎、プロデューサー滝村和男と結婚、離婚をしている。42年に長谷川とともに劇団新演伎座を結成、舞台での活動も始めた。

 戦後、東宝のストを契機にフリーになったが、50年に俳優加藤嘉と結婚、その思想的影響もあって独立プロの作品に積極的に出演、汚れ役に挑んだ。当時の映画代表作に「箱根風雲録」「女ひとり大地を行く」「現代人」などがある。
http://mainichi.jp/select/news/20120710k0000m040123000c.html

山田五十鈴さんってアーネスト・ボーグナイン*1と同い年だったんだね。
引用した『毎日』の記事は1950年代前半までのキャリアしか言及していないが、その後だと、やはり黒澤明の『蜘蛛巣城*2、『どん底』、『用心棒』が挙げられるべきだろう。Wikipediaによれば、深作欣二の『柳生一族の陰謀*3にも出ているのだが、我々の世代にとって山田五十鈴といえば、何と言っても『必殺仕事人』の三味線の師匠おりくだということになる*4
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