論化け?

http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20101201/1291140553に対して、


kiriko_m*1 2010/12/02 00:18
長渕剛…最初のヒット曲「順子」のときは、長髪、細おもて、ヨレ気味ジーンズ、失恋の歌…まったくヤワな感じでしたが。四畳半フォークをちょっと綺麗にしたような。
その後結婚して妻に暴力がすごいとか聞いてイメージ変わりました(個人的には)。
http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20101201/1291140553#c1291216732
「結婚して妻に暴力がすごい」。石野真子*2でしょうか。千葉真一の弟子たる志穂美悦子*3に「暴力」を振るおうとしても、返り討ちに遭うのでは? 「狼なんか怖くない」と歌っていたのに、とんだ「狼」に当たってしまったわけだ。1980年代に「乾杯」が流行ったとき、(当時は本居宣長のファンだったので)、〈漢意〉を感じてしまって、これは俺には合わないなと思った*4。1990年代に入って彼が逮捕された直後、新潮社の『フォーカス』が彼の女とクスリに関する〈不埒な悪行三昧〉を面白おかしく書き立てていて、眉毛に唾液を塗りながら読んでいた記憶はあります。
さて、

nessko 木村拓也はヤンキーぽいし(だから工藤静香と相性がいいわけで)かっこいいっつても当時から自分でそれを相対化してギャグにするくらいの芸は持ってたよ。「解体」 80年代思い出すが常に遍在する物言いということか 2010/12/0
http://b.hatena.ne.jp/nessko/20101201#bookmark-26873683
木村拓哉と「ヤンキー」の関係はわからないけれど、彼が「かっこいい」といわれることに対して居心地悪さみたいなものを持っていたことはたしかだと思う。
キムタクということで、数か月前に『ロングバケーション』を視たことを思い出した。実はこのドラマ、リアル・タイムでは(1996年には)視ていない。これは木村拓哉主演のドラマというよりは、(今様の言葉で言えば)当時〈アラサー〉だった山口智子主演のドラマではある。何しろ、山口智子が走ることでドラマが始まり、彼女が再度走ることでドラマが閉じられるのだから。まあドラマの内容或いはその中での〈音楽〉の扱われ方など、突っ込みたいところはあるのだけれど、それはともかくとして、木村拓哉の大学の後輩として松たか子が、彼がピアノを教える小生意気な高校生として広末涼子が出ている。最近根岸吉太郎監督の『ヴィヨンの妻』を観たのだが、ここでは松たか子広末涼子が共演している。『ロングバケーション』から10年以上が経って、ふたりとも〈女優〉としての成熟を示してはいる。しかし、木村拓哉の場合、その後彼が出た例えば『華麗なる一族*5とか『CHANGE』*6とかを視ても、彼女らふたりに見られるような〈成熟〉はまったく感じられないのだ。これはどうしてなのか。
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こないだ三島由紀夫太宰治を比較していた方の文章を引用したのだが*7、実は太宰治というのは国語の教科書で「走れメロス」を読まされて以来読む気が萎えてしまった作家なので、映画と小説を比較することはできない。ところで、浅野忠信広末涼子の濡れ場が広末の腕の太さを強調するようなアングルで撮られていたので、妻がこれじゃあまりに広末涼子が可哀そうだとは言っていた。