Mono Recordings

Best Of The Original Mono

Bob Dylan The Best of the Original Mono Recordingsを買う。
ところで、マーティン・スコセッシのNo Direction Home: Bob Dylan*1の第一部を観る。観た感じでは、本人の告白と関係者の証言、それから昔のフィルムや写真から構成された伝記的なドキュメンタリーとしては正攻法の作品だと思った。第一部ではミネソタ州における子ども時代から、ミネソタ大学を中退して紐育に出てきて、グリニッジ・ヴィレッジのボヘミアンなアーティスト連中と付き合いながら、やがてメジャー・デビューしていく過程を描く。いわばロバート・ジンマーマンからボブ・ディランへ。音楽史的には、当時のフォーク一般の状況に関する証言、またディランをメジャー・デビューさせたコロンビアのジョン・ハモンドの証言、そしてディラン自身が語るウディ・ガスリーへの強烈なリスペクトなどが特に重要なのだろうけど、個人的にはアレン・ギンズバーグ*2の存在感が凄かった。あと、Staple Singersが出てきたが、彼女たちはザ・バンドの解散コンサートを記録したスコセッシの『ラスト・ワルツ』にも出ていたことを思い出した。

No Direction Home [DVD] [Import]

ラスト・ワルツ 特別編 [DVD]

*1:See http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20101109/1289243445

*2:See eg. http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20091215/1260850529 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20091222/1261502912