Return of BCR

Bob Stanley “The Bay City Roller are back! But why?” http://www.guardian.co.uk/music/2010/may/10/bay-city-rollers-leo-sayer-david-essex-osmonds


この夏英国で、Leo Sayer、David Essex、Osmonds、Bay City RollersがOnce in a Lifetime 2010ツアーを行う。Stanley氏曰く、


The appeal of these tours isn't hard to work out. For the singers it's unpressured; for the audience it's a chance to return to a time before marriage, kids and mortgages broke their youthful spirit. There are no album tracks, no secret b-sides for the geeks, just the hits.
自分の世代をどう定義するのかというのは難しい。それは幸か不幸か、悪人にしても善人にしても、同世代に酒鬼薔薇、ネオ麦茶、金川真大*1とか加藤智大*2クラスの大物があまりいなかったということもある。まあ、「浩宮世代」*3というのが無難な線か。現皇太子を代表的な同世代人として認定するのも癪ではある。そうすると、(ややせこい)恥ずべきもの、隠しておきたいものによって自らの世代を定義しようとすることになる。例えば、『宇宙戦艦ヤマト』世代*4とか(笑)。ベイ・シティ・ローラーズも私たちの世代(の特に女性)にとっての隠しておきたいものに属すると言えるだろう。同世代の少なからぬ女性は箪笥の奥にタータン・チェックのマフラーがある筈! BCRを嫌っていた私だって、”Saturday Night”は歌うことができる。S-A-T-U-R D-A-Y night! S-A-T-U-R D-A-Y night! 今気づいたのだが、BCRというのは私たちの世代とその上の団塊の世代を分かつものでもあったのだな。1970年代に河野洋平自民党を離党して新自由クラブを作ったときに、団塊の世代をターゲットにして、ベイ・シティ・ローラーズは知らないけれどビートルズなら知っているというようなキャッチ・コピーを使っていたような気がする。高田馬場駅前の某予備校の(団塊の世代に属していたと思う)講師がそれに言及して、ベイ・シティ・ローラーズではなくペプシティ・ローラーズと言っていたことを思い出した。
BCRについては、http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20050622でLes McKeownへのインタヴュー*5を紹介している。