「岩瀬さん」を調べてしまった - Living, Loving, Thinking, Again

カラー版で見ると分かりやすいけど、岩瀬さんが読んでるのってどう見ても岩波文庫ですよね。周りは高校受験でヒーヒー言ってる中でいい成績を取りながら休み時間に悠々と岩波文庫を読んでる女子がいたら、確かに「頭いいのを誇って自慢してる」「お高くとまりやがって」と思われてしまうかもしれない。 pic.twitter.com/Zgf54E77LQ
— ファランクス兵士 (@shinshigeru1952) 2020年5月24日

「岩瀬さん」て誰なのか？？になって、色々と調べてしまった。『バクマン。』（大場つぐみ原作、小畑健画）という漫画の登場人物*1。アニメ化や実写映画化もされているのか。教養が低くて申し訳ないです。
このツィートに対してのリアクション；

なんで女子だけ読みたい本を読んでるだけで非難されるの？岩波文庫読んでる成績の良い男子はいいのか？

つーか”お高く止まってる”って何だよ。男→女のみに使われる悪口。男に対しては言わないよなこの言葉。 https://t.co/Bg6Bku6NK8
— 中村義彦 (@UxCWDbueIa4Jd6q) 2020年5月25日

頷けるところもあるのだけど、「お高く止まってる」という非難の言葉が「男→女のみに使われる悪口」なのかどうかは疑問。女同士でも男同士でも、また女から男に対しても使われる（使われうる）んじゃないの？　文化資本 *2の落差がある場合の、下からのやっかみとして。
ところで、「岩波文庫」にやっかみが起こるのは読書家においてのみだろうね。読書というハビトゥスとは無縁な人にとっては、岩波文庫も角川文庫もハヤカワ文庫も同じことだ。

*1:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%90%E3%82%AF%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%80%82 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%90%E3%82%AF%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%80%82%E3%81%AE%E7%99%BB%E5%A0%B4%E4%BA%BA%E7%89%A9