国会図書館と小沢一郎

国会図書館小沢一郎は取り敢えず無関係です。

承前*1

国会図書館へのエロ本の納本率が低い一方で。
『毎日』『読売』の記事;


国会図書館:パンク寸前…新刊急増、本のサイズも大型化

2009年12月7日 15時0分 更新:12月7日 15時0分

 国内で出版されるすべての本を保管している国立国会図書館(東京都千代田区)の収容スペースが限界に近づいている。出版点数の激増とサイズの大きな本が増える傾向にあることやCD・DVDの保管も原因で、「あと2〜3年持つかどうか」(担当者)という。書庫の増設計画はあるが完成には5年以上かかる見通しで、一部の保管点数を2冊から1冊に減らしたほか、閲覧を一部中止し、箱詰めして保存する「書架外配置」の検討も始めている。【合田月美】

 同図書館は、国立国会図書館法で国内で発行されたすべての出版物を収集・保存することが義務付けられており、ほぼ毎日、全国から大量の本や新聞、雑誌が届く。蔵書は08年度末時点で、書籍929万冊を含む約3565万点に上る。08年度の来館者数は約65万人だった。

 68年に完成した本館(1冊の厚さを3センチとして収容能力約450万冊)に加え、86年に新館(同約750万冊)、02年に関西館(京都府精華町・同約600万冊)と国際子ども図書館台東区・同約40万冊)が開館。それまでの実績をもとに、国立国会図書館では4館合わせて少なくとも2017年までは収容可能と想定していた。

 ところが、出版点数は想定を超えて増加。同図書館によると、90年に6万183冊だった民間からの納入点数は00年に8万9352冊、08年には11万1442冊と18年でほぼ倍増した。「出版業界は自転車操業。売れ残った返本分を新刊を出して補っているのが現状。売れなければ売れないほど新しい本が出る」(業界関係者)という事情がある。

 また、全般的に本のサイズが大きくなっていることも要因の一つだ。93年度から行政文書がA4判(縦297ミリ、横210ミリ)に統一された影響で、官庁から出される年鑑や報告書などが徐々にA4に拡大。「それに伴って一般の本や雑誌も着実に大きくなっている」(担当者)といい、同図書館は数年前から開館以来7段だった書架を5段に組み替えて収容している。

 さらに、同法改正で01年度から収集を開始したCDやDVDなどの音楽・映像資料が当初から倍増していることも一因だ。

 同図書館は、2冊ずつそろえていた一部の本を1冊にしたり、大きな本は横にするなどしているが、「少しでもいい状態で多くの資料を保存できるよう、数センチの単位で努力しているが焼け石に水。増え続ける本のスピードに追い付かない」(大塚奈奈絵・図書課長)と困惑している。
http://mainichi.jp/select/today/news/20091207k0000e040059000c.html

国会図書館については、http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20061011/1160577602http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20061212/1165946447も。

次に

承前*2

『産経』の記事;


ローマ法王の言う通り」プロテスタント団体の抗議に小沢氏
2009.12.7 19:56

 プロテスタント系団体の日本キリスト教協議会(輿石勇議長)は7日、民主党本部に小沢一郎幹事長を訪ね、小沢氏が11月にキリスト教を「排他的で独善的な宗教だ」と述べたことに対し「発言は見過ごせない。キリスト教は愛の宗教だと知ってほしい」とする申し入れ書を提出した。

 小沢氏はその後の記者会見で、自身の発言に関連し「(カトリックの)ローマ法王は『本来のキリスト教の教えを正確に理解せずに単純な合理主義と機械文明、物質文明に走ったところに西洋文明の行き詰まりがある』と言っているそうだ。私もその通りだと思う」と述べた。
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/091207/stt0912071956004-n1.htm

これって再反論なのか、たんに話をはぐらかせているのか、わからない。或いは記事を書いた3K記者の頭のせい?
ところで、プロテスタントの立場からの近代文明批判だと、例えばウォルター・マーシャル・ホートン『キリスト教は文明を救いうるか』とかがあるな。
キリスト教は文明を救いうるか (中公文庫)

キリスト教は文明を救いうるか (中公文庫)