「神戸体操」(メモ)

なのはな体操*1だとか「はっぱっぱ体操」*2だとか「メルシー体操」だとか、新しい「体操」は色々あるようだけど、「神戸体操」というのは知らなかった。
神戸新聞』の記事;


消えゆく神戸体操 市内の学校で半世紀以上普及 



 「神戸体操」。かつて神戸市内の多くの小中学校、高校に普及していた独自の音楽体操が消えつつある。腕立て伏せなどを織り交ぜ、筋力強化などのトレーニングを重視するとともに、規律正しい集団での動きも特徴だ。しかし、いまや授業に取り入れる学校は少数派。教育環境や体操に求められる内容が変わってきたことが原因とみられる。(安藤文暁)

 小学校の低・中・高学年向けと、中学、高校の男女別の計7種類がある。いずれも3分間余りで、緩やかな音楽に合わせて、軽い屈伸運動から始まる。腕立て伏せをしながら片足を上げたり、片手で支えた体をひねったりと、成長に応じて徐々にハードな内容になる。

 現在も続ける市立六甲アイランド高校の調査では、開始3分後の心拍数はラジオ体操の1・3倍。堀北和久教諭(38)は「ラジオ体操を3〜4回連続でやったのと同じ運動量。最高心拍数は100メートルダッシュをした後にも相当する」と話す。

 神戸市教委によると、1951(昭和26)年、東京教育大(現筑波大)教授だった故本間茂雄氏が考案。65年の改訂作業にかかわった教員影山正憲さん(70)は「体を鍛えるだけでなく、号令で整列するなど、しつけの要素も重視した」と振り返る。70年代までは多くの学校で活用された。

 だが、現在も続ける学校は「全体の1割ほどでは」と市教委の担当者。「体力的にきつい上、体育の授業が減り、生徒全員に体操を覚えさせる時間的な余裕がなくなった」との理由を挙げる。

 体育の教員として各校で神戸体操を教えてきた向洋中学の西村知恵校長は「90年代から、運動に応じた準備体操が求められるようになり、神戸体操にこだわる必要性が薄れてきた。神戸の“作品”が消えていくのは残念だが…」と話している。
http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0002555057.shtml

この記事には、「神戸体操」の動画もあり。
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