franc francで買い物を!

http://d.hatena.ne.jp/jjtaro_maru/20091023/1256254671


久しぶりの「フランクフルト学派*1か。先ずは「フランクフルト学派」を考えるよりも、franc franc*2にショッピングに行ったらどう? と言いたくなるのだが。
ところで、


具体的なテクストの引用がないというのもあれだけれど、アクセル・ホネットやクラウス・オッフェという第3世代は勿論のこと、長老であるハーバーマスも言及されていない。さらに、驚くべきことに、アドルノとホルクハイマーの名前もない。これは親鸞聖人に言及せずに浄土真宗を語るようなものだ。
http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20061015/1160883587
http://www8.ocn.ne.jp/~senden97/kihonhou_13_123.htmlに対してコメントしたことがあるのだが、今回は一応「ハーバマス」という名前は出ている。俺ってもしかして、右翼的言説の質の向上に貢献しているの?
曰く、

このフランクフルト学派は戦後、GHQによって日本を席巻します。近年公開された米国の史料でCIAの前身であるOSSはフランクフルト学派の巣窟であったことがわかっています。占領政策コミンテルンの要領とは異なっており、ルカーチの理論に基づいています。OSSの史料にはマルキストの日本人学者やアジア専門家が多く名を連ねています。この人たちもGHQの占領政策にかかわり、公職追放によって空席となった大学や教育機関、研究機関、行政に潜入していきました。

 一ツ橋大学名誉教授だった都留重人氏は有名でしょう。彼は共産主義者ハーバート・ノーマンの同志です。憲法作成に関わっています。東大法学部憲法学者宮沢俊義氏もフランクフルト学派でその教えは弟子に受け継がれているでしょう。民法学者の我妻栄氏もそうです。

 「ジェンダー・フリー」「ゆとり教育」は文部省に潜入したフランクフルト学派のエリート官僚の賜物です。男女共同参画社会なんていうのも出来ましたね。男らしさ女らしさを全否定したわけです。日教組の変態教育も「古い性道徳からの脱却」というフランクフルト学派の影響を強く受けています。「憲法愛国主義」というのを聞いたことがあるでしょうか。国家観がなく憲法を最上に頂くものです。フランクフルト学派第二世代、ハーバマスによるものです。これに侵されている人の特徴は「強制」という言葉に反応することです。国歌斉唱時の起立も自由意志と叫びます。これはハーバマスのコミュニケーション論的理性という「強制なき合意」「支配なき融和」がもとになっています。

 フランクフルト学派は日本を破壊し、革命を導くというテロ的思想であり、これが日本の中枢に入り込み、教育やメディアを支配しています。このイデオロギーの洗礼をまともに浴びたのが団塊の世代です。現在が最高潮の時期となっており、現政権からもそれと匂う政策の話しが続々と出ていると思います。

確かに、加藤哲郎象徴天皇制の起源』*3が明らかにしているように、アドルノやマルクーゼといった「フランクフルト学派」な人々がOSSに関わっている。但し、彼らは主にヨーロッパ戦線(対独逸対策)に関わっていた。ハーバート・ノーマンが「フランクフルト学派」で、都留重人宮沢俊義我妻栄も「フランクフルト学派」。こうしたことどもは、参考文献として挙げられている

 「続・日本人が知ってはならない歴史」若狭和朋著

 「日本人としてこれだけは知っておきたいこと」中西輝政

 ワック出版「歴史通」WILL10月号別冊

   『野坂参三共産政権の誕生』田中英道

 PHP「現代思想入門」仲正昌樹 清家竜介 藤本一勇 毛利嘉孝 北田暁大

に書いてあるのだろうか。もしそうなら、この秋の文系の学会(社会学、経済学、法学、哲学、社会思想史)ではこの話題を巡って激論が交わされていると思うのだけれど、どうなんでしょうか。