麻原彰晃は今何を思うか

http://www.egawashoko.com/c006/000308.html


江川紹子については、http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20070820/1187585814 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20070913/1189653640 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20070914/1189751196にて言及したことがある。上記のエントリーで表現されている彼女の露骨な死刑賛成論についてはここでは取り敢えずスルーする。
江川紹子のこのエントリーを紹介しているbuyobuyoさんは、


 この事件を初め、多くの犠牲者を出した一連のオウム犯罪の首謀者であり、たくさんの信者を犯罪の道に引きずり込んだ男は、今でも東京拘置所の中で、刑務官たちにきちんと世話をされて日々を長らえている。

 死刑の執行停止、あるいは死刑廃止をして、彼に安心して長生きする権利と快適な老後を補償してやろうというなら、私は、日本の司法制度を信じられないし、税金も払いたくない。

という箇所を引いて、

しかし、ジャーナリストとして、村井秀夫刺殺事件をはじめとして未だに全容が解明されていないオウム事件の生き証人をさっさと吊るせなんてよく言えたものだ。個人的な思いと言い訳しているが、それを公にすることの意味がわかっていないようでは、もはやジャーナリスト江川はすでに形骸であるといわざるを得ない。あえて言えば、カスと言うものであろう。
http://d.hatena.ne.jp/buyobuyo/20090920/p1
と述べる。
麻原彰晃のインタヴューを誰も取れなかったということは江川紹子だけでなくジャーナリズムそれ自体の敗北*1だと自覚するだけの理性は欲しいぞとは思う。
ところで、麻原彰晃の死刑が確定してウェイティング・リストに載せられて*2以来、麻原彰晃に関する情報が全く流れてこなくなっている。例えば、死刑確定の前には散々論争になっていた麻原の「意思疎通能力」の問題*3。こうしたことを問題視することの方が(殆ど猥褻物陳列罪すれすれに)チープな感傷を露出させるよりもジャーナリストとしては重要だと思うのだが、如何?