稲田朋美が


昨夜(3日)午後6時半から拉致問題の「緊急国民集会」(東京・星陵会館)に参加した。私はずっと舞台の袖にいた。

散会後、自民党の有力議員や司会の櫻井よしこさんらと控えで話をするうち、自然、自民党の総裁選が焦点になった。

既存の自薦他薦候補に多くの疑問符が付く中、私が、この際稲田朋美氏あたりを出すべきだと言うと、はじめは「若すぎないか」といった反応が出たものの、次第に「大いに考慮に値する」「いいんじゃないか」といった反応に変わった。

バラク・オバマは、47才の上院議員1期目の途中で大統領選に名乗りを挙げ、当選を果たした。稲田氏は50才、議員2期目に入った。手を挙げても何らおかしくない。

ネット世界を含む世論において“稲田出馬”を促す声が広がれば、自民党でも耳を傾けざるを得ないだろう。総裁選立候補に必要な20人の推薦人も集まるはずだ。

賛同の高まりに期待したい。
島田洋一*1自民党総裁候補に、稲田朋美氏が本格浮上」http://island.iza.ne.jp/blog/entry/1206667/

稲田朋美*2といえば、加藤紘一*3の実家が右翼の老人に火をつけられたときにあまりにアレな発言をした女。これでは、加藤紘一の立場がなくなるだろう。ただでさえ議席が減って、また野党になって与党時代の利権から切り離されることになると、加藤紘一のようなオールド・リベラリストと稲田や安倍晋三のような右翼革命主義者が同じ党内で共存していく際に予想される軋轢は増大するに違いないのに。結局は、(どちらが出ていくかはともかくとして)オールド・リベラリストと平沼・城内一派を含む右翼革命派に分岐していくのか。それだったら、麻生太郎氏のような中間派はどちらに左担するのか。
また、

二代続けてカトリック政治家で総裁たらいまわしはやめてくれ。
稲田さんは嫌いではないが、ポストとしては政調会長が向いている。
彼女がなっても女性としてテレビは叩きにくいではあろうが、右・保守すぎる彼女が総裁になったら、自民党内の左派が民主党に出て行くことにしかならない。
ここはソフトにゆうこさん。幹事長は古賀さんだ。
ゆうこさんの産休の間は古賀さんが戦えばよい。
稲田女史でメスの鷹とオスの鳩の戦いではなく、ゆうこさんで聖母マリアと宇宙人野朗にもっていったほうがよい。
小沢の幹事長就任で、実質的には自民の戦いの相手は小沢だ。
だから古賀幹事長は最適なのだ。
http://miko.iza.ne.jp/blog/entry/1207466
という意見あり。稲田朋美カトリックだというのは知らなかった。まあ、カトリック世界は世俗社会とパラレルなので、その中に右翼がいても左翼がいても、そんなにおかしなことではない。「稲田女史でメスの鷹とオスの鳩の戦いではなく、ゆうこさんで聖母マリアと宇宙人野朗にもっていったほうがよい」。この人、基督教(カトリック)が嫌いらしいのに、平気で「聖母マリア」という(プロテスタントではなく)カトリック的な比喩を使うというのはちょっと変。また、小渕優子*4を形容するのに適当なものなのかどうかということもあるけれど。ただ、稲田が自民党総裁になれば、「自民党内の左派が民主党に出て行く」というのは考えられないことではないとは思う。