松林宗恵

『朝日』の記事;


映画「社長」シリーズ監督、松林宗恵さん死去

2009年8月15日18時37分


 松林 宗恵さん(まつばやし・しゅうえ=映画監督)が15日、心不全で死去、89歳。通夜・葬儀は親族のみで営む。お別れ会を、9月10日午後1時30分から東京都世田谷区成城1の4の1の東宝スタジオ第8ステージで開く。喪主は長男天平(てんぺい)さん。

 52年、「東京のえくぼ」で監督デビュー。「人間魚雷回天」(55年)の無常感をにじませた出撃シーンで高い評価を得る。その後、喜劇「社長三代記」(58年)など「社長」シリーズの中心的監督として、東宝のドル箱路線を支えた。「ハワイ・ミッドウェイ大海空戦 太平洋の嵐」(60年)や「連合艦隊」(81年)など、戦争大作の監督としても手腕を発揮した。
http://www.asahi.com/obituaries/update/0815/TKY200908150191.html

「しゅうえ」という音読みの名前は浄土真宗の僧籍がある故。フィルモグラフィ*1を一瞥して浮かんでくるのは、まあ東宝の黄金時代ということになるのだろう。『朝日』の記事にポートレイトが載っていて、森繁久彌を思い出してしまったが、これは顎髭の爺を見ると反射的に森繁を思い出すという安易な連想にすぎない。東宝の「社長」シリーズといえば、森繁久彌なのだが。それよりも松竹の「開運列車」シリーズを観たいなどと、関係のないことを考える。