今年の葡萄は甘くない、など

日本では16年ぶりの「冷夏」らしいのだけれど*1、上海では全然そういうことはない。メディアでもかつてない猛暑ということが言われている。颱風も過ぎたというのに、あの台風一過のからっとした感じの天気もなく、じめじめした曇りの日が続いていたのだが、ようやく土曜日の午後になって、快晴という天気が復活した。「冷夏」といえば、昭和最後の夏となった1988年を思い出す。7月に某女性と散歩をしながら空を見上げて、どちらも同時にもう秋の雲だねと呟いた。とにかく、上海は蒸し暑いですよ。
さて、


鄒娟「連日陰雨譲葡萄没有往年甜」『東方早報』2009年8月14日


7月の上海は曇りまたは雨ばっかりで、晴の日が殆どなかったのだが、その影響で、果物特に西瓜と梨の需要が減り、例えば西瓜の値段は20%下がっている。但し、上海特産の桃の売れ行きにはそれほど影響がないという。また、雨の影響によって、秋に収穫される葡萄の糖度が落ち、収穫量も15〜20%減るだろうと言われている。上海における葡萄の産地は、嘉定区の馬陸。

こういうふうに葡萄の甘さの心配をしているというのは、例えば台湾の高雄で颱風による死者が既に500人を超えているということを考えれば、不謹慎といえるかもしれない。

そういえば、静岡県地震が起こったわけだが*2、その12分後に印度でも地震が起きていたという。