安明進

日付からして、既に旧聞に属すものであろうが、http://d.hatena.ne.jp/yamaki622/20070711/p1にて知る。
3Kもとい『産経』の記事なり;


安明進工作員を逮捕 韓国で覚醒剤密売容疑

 【ソウル=久保田るり子】韓国の聯合ニュースは9日、ソウル警察庁北朝鮮の元工作員(39)と同居の女性(33)を同日、北朝鮮製の覚醒(かくせい)剤を韓国で密売した容疑で逮捕したと報じた。韓国当局者によると、元工作員は日本で拉致問題に関する活動を行ってきた人物で、名前は「アン・ミョンジン」という。横田めぐみさんら拉致被害者北朝鮮で目撃したと証言した安明進氏とみられる。

 同ニュースによると、元工作員は中国で75グラムの覚醒剤を入手、今年2月にソウル市内の飲み屋で5グラムを100万ウォン(約13万円)で売るなど最近までに4回、覚醒剤を密売した疑いのほか、女性と覚醒剤を常用していたとされる。

 元工作員は調べに対し、2005年4月に中国で「金先生」と名乗る麻薬業者から「(北朝鮮東北部の)咸鏡南道咸興で新しく作られたもの」という覚醒剤を入手したと供述。業者に「韓国政府に渡すので覚醒剤のサンプルを手にいれて欲しい」と依頼した疑いもあるという。

多くの証言…家族会「残念」

 拉致被害者について多くの証言をしてきた安明進氏とみられる元工作員が逮捕されたとの報道を受け、拉致被害者の家族会や支援組織「救う会」には戸惑いが広がった。

 救う会西岡力副会長によると、安氏とは今年2月に国際電話で話したのが最後で、それ以降、音信不通になっていたという。増元るみ子さん=拉致当時(24)=の弟で、家族会事務局長、照明さん(51)は「詳しい事情は分からず、今は何も言えない。事実とすれば残念だが、拉致問題で大きな役割を果たした事実は変わらない。被害者を救い出したいという気持ちにうそいつわりはないと思う」と複雑な様子で話した。

 安氏は、1968年北朝鮮黄海北道生まれ。朝鮮労働党工作員に選抜され、工作員養成機関である金正日政治軍事大学に入学。同大学で、横田めぐみさん=同(13)=や市川修一さん=同(23)=らを目撃したと、平成9年に初めて証言した。日本の警察当局も安氏が来日した際、被害者について参考人聴取。衆院拉致特別委でも参考人として証言していた。

(2007/07/09 20:32)
http://www.sankei.co.jp/shakai/rachi/070709/rat070709000.htm

脱北してもなお、北朝鮮の経済政策に協力していたということか。
ところで、http://d.hatena.ne.jp/yamaki622/20070711/p1には覚醒剤の薬理作用に関して誤解があるものと思われる*1。また、女性と一緒に使用していたということだと、通常の注射したり鼻から吸引したりという以外の方法も考えられる。
ところで、少し以前に、文化とドラッグについて、

どのテクストかは遺憾ながら忘れてしまったけれど、中野美代子先生が中国人は何故阿片にはまったのかということを問うていたことがあった。中野先生も中国美術、例えば山水に言及していたと思う。それを読んだとき、日本でドラッグにはまるという場合、阿片とは正反対の薬理作用を有するシャブだよな、と思った。
http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20070630/1183221986
と戯れ言を書いたことがあった。韓国人も覚醒剤を好むののだろうか。とすれば、日本人と韓国人は文化的に近しいということにならないか。