印度か

http://d.hatena.ne.jp/vanacoral/20070628にて知る。
現在〈炎上〉中の横澤彪氏のテクスト;


国分太一くん、箸は右手で持とうよ
2007/6/27

発掘!あるある大事典」の後釜として、日曜夜9時からフジテレビで放送されているのが「メントレG」だ。3月までは金曜深夜の30分番組だったけど、4月から日曜のゴールデンに移ってきた。時間も1時間に拡大されたが、まだ時間をもてあましている感じがする。

主役はTOKIOで、その中心は国分太一。ゲストの一番食べたい料理をTOKIOが推理する「メントレGレストラン」という名物コーナーでも、試食役をつとめている。テレビ向きの、嫌味のない明るいキャラクターは好感度が高い。

ただ一つ残念なのが、食べるときに左手で箸を使うことだ。箸は右手で持つもの。そういう躾をきっちり受けてきたオレのような世代の者には、左手で食べるのはすごく違和感があるんだよな。

国分太一は、メントレGのほかにも、「ぐるぐるナインティナイン」の「ゴチになります!」というグルメコーナーやチキンラーメンのコマーシャルにも出ているけど、やっぱり左手で箸を使っているのはいただけない。今からでも遅くないから、箸は右手で持とうよ。

これからもっと伸びていくキャラだと思っているので、期待しているんだけどなぁ。

左手は ケツを拭く手だ 箸持つな
http://www.j-cast.com/tv/2007/06/27008769.html

私自身、子どもの時に教育制度や家族の陰謀的な左利き矯正によって深いトラウマを負っている身である。おかげで、既に左手で字は書けない*1。なので、本来なら更なる〈炎上〉のための油を注がなければいけないのだろうけど、馬鹿や田吾作を差別するのは愉しいので、どんどんやりましょうというくらいしかいえない。
最後の言葉は印度かよと思いましたよ。オウム真理教の某大学における偽装サークルにたしか、日本印度化計画なんちゃらというのがあったのだ。話を少しアカデミックにシフトさせると、こういうふうに「左手」を不浄視するというのは〈分類の体系〉としての文化*2の効果であるわけですね。また、日本はヨーロッパと比べて、さらには中国と比べても〈右手の優越〉*3が弱いのかと思っていたが、こういう発言を読むと、弱いながらも、日本にまだそのような〈優越〉が遺っていたのかと妙なところで感心してしまう。
「左利きの矯正について」という頁があるのだが*4、その頁を書いている人は、「道具が不便で大変困った、という経験もほとんどありません」と述べている。たしかに、世の中の多くの道具たちは右利き用も左利き用もないかも知れない。関係が大いにあるのは野球用具。体育の時間にソフト・ボールをやるとき、学校の備品のグラヴを使うわけだが、私が小中学生のときは学校の備品に左利き用のグラヴはなかった。なので、家からマイ・グラヴを持ってくるか、ひどい時には素手でボールを受けざるを得なかったということもあった。

*1:何故か、左手で電話の受話器を取ることができないので、電話をかけながらメモするというのは難しい。

*2:Cf. http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20070618/1182187167

*3:Cf. http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20070530/1180490344

*4:http://homepage1.nifty.com/hidex/left/kyousei.html