その言や好し

あの下村博文*1 が2030年までに大学を無償化するという構想をぶち上げたそうな。『朝日新聞』によれば、それによって出生率も5%の上昇を狙っているという。下村というのがアレな人物であるというのは言う迄もないが、この構想自体は真っ当なものであるといえるだろう。私も以前「大学授業料の原則無料化というのが最大の少子化対策といえるかも知れない」と書いたことがあったのだった*2。問題は〈主権者国民〉の皆様方が太っ腹ではないというかリベラル*3ではないということだろう。大学どころか高校無償化にも渋い顔をするわけだからだ。
さて、下村博文氏は今や四面楚歌どころか十六面楚歌の状態に陥ってしまった小保方晴子*4に対しても、寛容で心優しいことは知られている*5。何しろ、下村氏によれば、「小保方晴子氏がいなければSTAP細胞の検証をするというのはほぼ不可能に近い」、理研はそのためにも彼女を「活用」しなけれならないのだった。
その小保方さんだが、NHKの記者に追いかけられて負傷したという。
『デイリー・スポーツ』の記事;


デイリースポーツ 7月24日(木)18時47分配信
小保方氏NHKにトイレまで追跡された…同局は全面謝罪「行き過ぎた取材」


 理化学研究所小保方晴子ユニットリーダー(30)が23日夜に、NHKの報道スタッフから強引な取材を受けたとして負傷した問題で、小保方氏は24日夕方に神戸市内の病院で検査を受け「頸椎ねんざ」「右ひじ筋挫傷」で全治2週間と診断された。

 代理人の三木秀夫弁護士が明かした。

 現在、小保方氏は神戸市の理研発生・再生科学総合研究センターで実験に参加しており、利き腕の右手を負傷し「まるで犯罪者扱い。右手が痛くて実験に支障をきたしかねず、非常に悔しい」と話しているという。

 小保方氏の様子について、三木弁護士は「カンカンに怒っている」と明かした。

 同弁護士の説明では、小保方氏は23日午後8時ごろに車で同センターを出た後に、NHKの報道スタッフにバイクなどで長時間にわたって追跡され、近くのホテルに逃げ込んだ。その後、ホテル内で4〜5人のNHKスタッフと、カメラ2台に30分以上、追い回されたという。

 エスカレーターで2台のカメラに挟まれ、逃れようとして逆走した際にNHKスタッフらと接触し、負傷したという。またトイレの個室に逃げ込んだ際には、女性スタッフがトイレ内まで追いかけてきて、外部と電話で連絡をとる場面もあったという。

 23日夜に連絡を受けた同弁護士がNHKに抗議し、刑事告訴も辞さない態度を示したところ、この日昼にNHK大阪放送局の報道部長や記者ら3人が同弁護士の事務所を訪れ「行き過ぎた取材があった」と全面謝罪。23日に撮影した内容は、放送しないことを約束したという。

 NHKは27日にNHKスペシャル「調査報告 STAP細胞 不正の深層」を放送予定で、同弁護士によると22日までにNHKから取材の質問書が届いたが、22日夜に回答を断ったといい、23日の強引な取材に関して同弁護士は「NHKスペシャルに向けた取材だったと推察される」と話した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140724-00000077-dal-ent


デイリースポーツ 7月24日(木)21時15分配信
小保方氏負傷 NHK追跡取材の全容 代理人弁護士が明かす


 NHKにトイレまで追跡されたという小保方晴子

 理化学研究所小保方晴子ユニットリーダー(30)が23日夜に、NHKの報道スタッフから強引な追跡取材を受け「右ひじ筋挫傷」など全治2週間の負傷した問題で、代理人の三木秀夫弁護士が24日夕に会見し、NHKによる追跡取材の詳細を明らかにした。

 三木弁護士によると小保方氏は現在、神戸市の理研発生・再生科学総合研究センターで、STAP細胞の有無を確認する検証実験に参加中。23日も同センターに出勤していたが、夕方から周辺に「バイク隊」が確認されたため、小保方氏は午後8時ごろ、通常使っている車とは別のタクシーで同センターを出て帰路につき、途中、同市内のホテルで車を乗り換えた。

 ところがホテルを出発した直後にバイクの追跡に気づいたため、そのホテルに戻り、女性用トイレに逃げ込んだという。

 しばらくしてトイレを出たところで記者やカメラマンら5人が現れ、NHKであることを名乗ったという。

 小保方氏は逃げ出したが、ホテル内のエスカレーターで上下からカメラ2台による“挟み撃ち”にあった。取り囲まれた小保方氏は下りのエスカレーターを逆走して逃げようとしたが、その際に取材スタッフらと接触するなどして負傷したという。

 その後、小保方氏は再び女性用トイレの個室に逃げ込んだが、NHKの女性スタッフがトイレ内まで確認にやってきた。その際、外部と連絡をとりあう場面もあったという。

 小保方氏はトイレを出ることを決断。ホテル従業員に助けを求め、ホテル裏口から脱出して、午後10時ごろに三木弁護士に電話で連絡してきたという。

 三木弁護士は「30分以上、ホテル内で追い回されたようだ」と明かした。

 小保方氏は24日も同センターに出勤したが「体中が痛い」と訴え、夕方に神戸市内の病院で検査を受け「頸椎ねんざ」「右ひじ筋挫傷」で全治2週間と診断された。利き腕の右手を負傷した小保方氏は「まるで犯罪者扱い。右手が痛くて実験に支障をきたしかねず、非常に悔しい」と話しているという。三木弁護士は小保方氏の様子について「カンカンに怒っている」と明かした。

 なお小保方氏は今月上旬までは大阪府内の病院に入院しているとされていたが、現在の入院の有無について同弁護士は「回答は控えたい」とした。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140724-00000085-dal-ent