http://blog.livedoor.jp/skeltia_vergber/archives/50313624.htmlで知ったのだけれど、地域雑誌『谷中・根津・千駄木』が2009年春をもって終刊になるという。
私は1987年頃から1995年頃まで、千葉県在住なのにも拘わらず、この季刊雑誌をずっと買っていた。買わなくなったのは、谷中・根津・千駄木の方面に足を向けることが少なくなったことと関係があるかも知れない。実はその後、数年間千駄木にある某宗教団体の調査のために、週2回通っていたということはあるのだが、その時は時間的な制約もあって、谷根千の街は通り過ぎるだけとなっていた。
都市というか社会というものを垂直的ではなく水平に見て・語るということに関しては、森まゆみさん及びこの雑誌に学んだところは大きいのではないかと思っている。あと、親近感を持つのは、早稲田の藤原保信ゼミに学んだ森さんがハンナ・アレントの姪っ子だということ。
Skelita_vergberさんが挙げていた『谷根千の冒険』は不勉強なので読んでいないのだが、自伝的な『抱きしめる、東京―町とわたし』は今でも印象が深いし、『谷中スケッチブック―心やさしい都市空間』は多分森さんの処女作でもあり、お薦めしたいと思う。
- 作者: 森まゆみ
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1993/10
- メディア: 単行本
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- 作者: 森まゆみ
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 1994/03/01
- メディア: 文庫
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