元号、そして香山リカ

「「昭和30年代」というのは元号で時代を語ることがしっくりとくる最後の年代という気がする」と書いたが*1後藤和智という人は元号愛用していますね。それについての是非を云々すべきではないのだが、「香山のスタンスが急激に変化するのは平成13年9月11日の、米国における同時多発テロである」*2という表現はどうよ。日本ならともかく米国における出来事の日付を元号で語るというのは凄く変だと思う。安永5年に米国は建国された。寛政元年に仏蘭西革命が起こった。変ですよね。
今引用した部分で言及されている「香山」は香山リカのことだが、この香山批判に対する小谷野敦氏の論評「香山リカの粗製濫造について」*3は読み応えがある。その論についてここで直接言及したり引用したりするのは差し控えるが、小谷野氏から「五流大学」とか「学生はものすごく無知でバカに決まっている」と名指された側の当事者(学生、教員、職員)の言葉を読んでみたいと是非思う。いずれにせよ、小谷野氏の熱意は半端なものではないだろう。何しろ香山リカ著書目録がついているのだから。著書目録といえば、http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20070515/1179237549で名前を出してしまった見田宗介先生について、http://www.kiryuusha.com/makiwiki/wiki.cgi?%C3%F8%BA%EE%A5%EA%A5%B9%A5%C8がある。