今村仁司

『毎日』の記事なり;


訃報:今村仁司さん65歳=東京経済大学教授

 ポストモダン思想の紹介者として知られる東京経済大学教授(社会哲学)の今村仁司(いまむら・ひとし)さんが5日亡くなった。65歳。葬儀は近親者のみで済ませた。連絡先は東京都国分寺市南町1の7の34の東京経済大学

 1971年に京都大大学院博士課程修了。元はマルクス経済学の研究者だったが、75年にフランスのマルクス主義哲学者、ルイ・アルチュセールに関する著作を発表。その後、同国を中心とした現代思想書を多数翻訳し、80年代、ニューアカデミズムブームの火付け役の一人となった。著書に「アルチュセールの思想」「労働のオントロギー」「ベンヤミン『歴史哲学テーゼ』精読」など、訳書に「資本論を読む」(全3巻・アルチュセールほか)、「象徴交換と死」(ジャン・ボードリヤール)など。毎日出版文化賞の選考委員も務めた。

毎日新聞 2007年5月9日 13時12分 (最終更新時間 5月9日 15時32分)
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/fu/news/20070509k0000e060061000c.html

1980年代はまた遠くなりにけりという感じがする。
ところで、

訃報:桝田啓介さん71歳=法政大名誉教授

 桝田啓介さん71歳(ますだ・けいすけ=法政大名誉教授、アメリカ文学専攻、日本アンデルセン協会会長)9日、肺炎のため死去。葬儀は12日午前11時、杉並区本天沼2の17の8の蓮華寺。自宅は非公表。喪主は妻の良子(よしこ)さん。

毎日新聞 2007年5月10日 20時28分 (最終更新時間 5月10日 20時53分)
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/fu/news/20070511k0000m060092000c.html

という記事もあった。どこかで聞いたことがある名前だと思ったら、キルケゴールフォイエルバッハ、ウィリアム・ジェームズの翻訳者として(私にとっては)名を留める哲学者・桝田啓三郎のご子息だった*1