TVとゲームとケータイと「いじめ」

浅野智彦さん経由で知る。
『朝日』の記事なり;


いじめ加害者・被害者、容易に変化 京大助教授が調査
2006年11月14日22時38分
 全国高校PTA連合会と京大大学院の木原雅子助教授(社会疫学)は14日、いじめに関する調査結果を発表した。高校生6406人が対象。しつこくからかったり、無視したりするなどの「精神的いじめ」は加害者、被害者の立場が入れ替わりやすく、テレビやゲーム漬けがいじめを助長する可能性があるという。

 今年9月、全国45の公立高校で2年生の男子3501人、女子2905人にアンケートした。

 いじめたか、いじめられた経験は、小学校時代では男子が約74%、女子は約75%、中学校時代は男子が約71%で、女子は約66%、高校では男子が約51%、女子が約37%だった。いじめたことのある子がいじめられた確率は、いじめたことのない子がいじめられた確率より、小学校時代は7〜9倍、高校時代で16〜17倍高かった。

 また、1日のテレビ視聴が1時間以内の子に比べ、4時間以上の子がいじめをした経験は、高校男子で1.2倍、同女子で1.4倍多かった。ゲームの時間や携帯電話のメール交換頻度でも同じ傾向が出た。
http://www.asahi.com/national/update/1114/OSK200611140088.html

もっと詳しい情報が必要な気がする。浅野さんも指摘していたように、記事の中では相関関係と因果関係の混同が見られるからだ。
なお、http://www.asahi.com/kansai/wakuwaku/class0706-2.htmlには

木原雅子(きはら・まさこ) 京都大学大学院医学研究科助教授。51歳。専門は社会疫学。若者たちの実態を多角的に調べて科学的評価を行い、エイズ後天性免疫不全症候群)の予防教育に取り組む。過去に調査した中高生は約13万人。厚生労働省HIV社会疫学研究班若者予防グループ代表。
とある。