Eastwood on war

『朝日』の記事;


「政治家、殺し続ける」 「硫黄島イーストウッド監督
2006年10月20日08時23分

 「ずっと前から、そして今も、人々は政治家のために殺されている」――。太平洋戦争末期の硫黄島攻防戦(1945年2〜3月)を描いた米国映画「父親たちの星条旗」の公開を前に、監督のクリント・イーストウッド氏(76)が19日付の仏紙ルモンドに自身の戦争観を語った。


 「硫黄島で戦死した米兵は平均19歳。15歳もいた」。監督は当時15歳。4年後に徴兵されたが、朝鮮戦争(50〜53年)には行かず、故郷カリフォルニアで軍の水泳指導員などを務めた。続くベトナム戦争についても「若者を地獄に送っただけ」と距離を置く。

 「米国が今ほど分断されたことはない。私はイラクへの介入は優先課題ではなかったと考える側だ」と、現ブッシュ政権の対応を批判する。

 「政治家たちは最前線にいる者の運命より、自らのちっぽけな権力を行使し、保持することに関心がある」と厳しい。

 硫黄島の高地に星条旗を立てる兵士の写真は、当時の米政府によって戦費調達キャンペーンに使われた。だが「真実」は別にあった。兵士たちの運命をたどる「父親たちの星条旗」は、日本側の視点で描いた「硫黄島からの手紙」(主演・渡辺謙、12月公開)との2部作で制作された。
http://www.asahi.com/culture/update/1020/001.html

記事のタイトルがよろしくない。「政治家」が主語なのか目的語なのかわからなくなってしまうではないか。
元ネタは、


 Samuel Blumenfeld
“Clint Eastwood : le vieil homme et la guerre”
http://www.lemonde.fr/web/imprimer_element/0,40-0,50-824850,0.html