先週広西から帰ってきて、夕食はどうしようかということになった。自炊しないときは広東料理の出前を取ることが多いのだが、広東料理圏内の広西から帰ってきたばかりということもあって、タクシーに乗って、田林路の雲南料理の店「大理餌絲」に行った。雲南料理といえば、昆明の過橋米線が有名ではあるが、この店は雲南でも大理の味をウリにしている。中国全土でチェーン展開しているらしいが、上海ではここだけか。大理の味というと、フライド・チーズ。チーズを油で揚げたもの。場合によって、砂糖を塗して食べる。それから、ポテトの煎餅。ところで、この店の老板娘、つまり女将は大理生まれの白族で、偶々妻の知り合いの知り合いだったのだ。
田林は上海体育館の裏から上海師範大学にかけての一帯。上海特有の混雑から相対的に免れているにもかかわらず、けっこう店などが揃っている。買い物や食事に関しては穴場か。