GU Jia “Rabies deaths near 1,900 as cases increase by 29%” Shanghai Daily 27 September 2006
今年1月から8月に至るまでの中国全土の狂犬病感染者は1874人で、昨年の同期よりも29.2%増えている。うち1735人が死亡している。狂犬病感染者に関して、中国は印度に次いで世界2位。中国全土で最も狂犬病が多い省として挙げられているのは、貴州省、広東省、湖南省、湖北省、広西壮族自治区である。増加の原因は、1997年以降ペットが増加したことと予防注射がその増加に追いついていないことだという。また、記事によれば、中国における狂犬病のピークは1970年代から1980年代で、1981年の狂犬病感染者は7028人だったという。その後減り続け、1996年には159人にまでなった。
地域によって犬に関する規制は様々なのだが、上海に限って言えば、犬の登録費用はとにかく高く(外国人のヴィザよりも高い)、そのことによって一面では犬を飼うことはステイタス・シンボルのひとつとなっている。しかし、そんな金の払えない人はモグリで飼うということになるようだ。なので、貧しそうな地区で犬を見かけても、いくら可愛くても、近づかないようにしている。