偽装請負

http://www.asahi.com/national/update/0731/TKY200607300428.html
http://www.asahi.com/national/update/0731/TKY200607300432.html



監督官庁がないため、請負会社で働く人の数はつかみにくい。厚生労働省の推計だと製造業だけでも04年8月時点で87万人に上るというが、働く人たちの多くが自分たちを派遣労働者と思い込んでいる。

 メーカーの認識不足も著しい。関東各県の労働局が昨年製造業約9000社を対象にしたアンケートでは、回答企業1876社のうち「派遣と請負の区分を十分理解している」と答えたのは34%。多くが違法性を認識しないまま偽装請負を続けているのは間違いない。

処罰はといえば、「口頭」或いは「文書」による「注意」だけ。ということは、要するに〈黙認状態〉なわけだ。或いは、違法行為みんなでやれば怖くないということか。上海の信号無視*1みたいに。
ところで、記事には具体的な会社名が挙げられているのだが、これに対して株式市場がどんな反応を示すのかというのは興味がある。もしかして、コスト・カットに努力しているということで株価が上昇していたりして。Orz
問題の歴史的経緯については、伊田広行さんの解説*2を参照されたい。