http://tenjinsite.jp/shoplifting/
http://d.hatena.ne.jp/kmizusawa/20060703/p1にて知る。
北杜夫先生の著作権を侵犯することになるのかならないのかはともかくとして。
昔から古書店や洋書屋では売った本に店独自のデザインのシールを貼るところもあったと思う。画一的かつ幼稚な(お洒落ではない)デザインのシールではなく、店独自のシールにすれば、そのシールのデザイン目当てにその店で本を買う人も出てくると思うのだけれど、如何? そういうシールの場合、個人の蔵書票でもそうだけれど、貼る位置は裏扉の内側であって、裏表紙のバーコード付近に貼るというのは、それだけで構想した人の文化資本は明らかではないか。コンビニで雑誌をかったとき、袋に入れる代わりに裏表紙にセロテープを貼ることがあるけれど、それを思い起こさせる。
それから、kmizusawaさんの文章を読んでもわからないのだが、ネット書店は勿論のこと、本の流通ルートというのはけっこう多岐に亙っているわけだが、そういうことは考慮されているのだろうか。拾うというのも勿論あるけれども、電車の網棚や駅のゴミ箱からホームレス系の人が雑誌や本を集めてそれを誰か元締めが集約して、露店で売るというのは(東京には)あるが、福岡ではどうなっているのか。コンビニは? キオスクは? 本というのは、CDショップやセレクト・ショップやカフェで買うこともあるだろうけど、そういうところでもあのシールを貼るわけ? また、学術書関係では著者から直接買うということも多いとは思うけれど、その場合はどうなのか。また、kmizusawaさんは「そのうちに、判別のため古い本を古書店(新古書店も含む)に出すときは各自でマンボウシールを購入せよとかになるんじゃないか?」と予想しているけれど、そうなれば「万引き」した奴も「シール」を買って貼りさえすればOKということになってしまうのでは?
総じて言えば、利権の臭いはぷんぷんする。そして、利権というのはお洒落なものではない。
ところで、中国(中国銀行)で口座と通帳を作ったのだけれど、日本ではキャッシュ・カードは1週間後に自宅郵送ということになるわけだが、中国ではその場(10分ほど)でキャッシュ・カードができてしまった。また、カードがそのままデビット・カードになっているので、店によっては、カードを機械に差し込んで暗証番号を入力するだけで、その場で口座からの引き落としが可能になる。