麻雀

 滋賀県の〈園児殺害事件〉、えこまさんが〈地域社会〉という観点から論じているのだが*1、考えてみると、別の意味で、他人事ではない。容疑者とされている女性は「中国語なまりの日本語」を話す華人だということだ。実は、私の妻も「中国語なまりの日本語」を話す中国人である。
 また、白先勇の「最後の貴族」という小説を思い出した。4人の中国人女性が登場し、その中でも最も勝ち気な1人が自殺してしまうのだが、たしか、別の女性が彼女について、中国人が独りでヨーロッパくんだりまで行ったりしたら、気がおかしくなって当然、ニューヨークでみんなと麻雀をやっていればよかったのにね、と回想する。
 幸いにして、妻は日本ではビジネスの関係もあって、国籍やエスニシティを問わず、交友関係に恵まれたのではないかと思う。件の女性、〈麻雀〉をする時間や仲間はどうだったのだろうか。そのことが気になる。