13.7億

陳良飛「中国人口”滑到”負増長辺縁」『東方早報』2011年4月29日
何亜福「第六次人口普査数拠提出的挑戦」『東方早報』2011年4月29日
Reuters “Growth slowing, but population is moving to town” Shanghai Daily 29 April 2009
Xinhua “34m more men than women on mainland” Shanghai Daily 29 April 2009


4月28日に中国国家統計局は昨年行われた国勢調査(人口普査)の結果をまとめた『2010年第六次人口普査主要数拠公報(第1号)』を公表した。それによると、2010年11月1日午前0時時点での中国大陸の総人口は1339724852人で、それに2010年末の香港(7097600)、澳門(552300)、台湾(23162123)を加算すると、1370536875人になる。2000年の調査と比べた場合、主な人口のトレンドは、人口増加率の鈍化、高齢化、都市化ということになる。1990年から2000年までの人口増加数は1.3億(1.07%)だが、2000年と2010年の間の人口増加数は7390万人(0.57%)。人口の年齢層別構成では、0-14が16.60%、60以上が13.26%。2000年と比べると、0-14の割合は6.29ポイント下がり、60以上の割合は2.93ポイント上がっている。「城鎮」(都市部)居住者は49.68%、「郷村」(農村部)居住者は50.32%。都市部居住者の割合は2000年と比べて13.46%上昇している。また、中国では以前から性別のアンバランスが問題になっていたが*1、男性が51.27%、女性が48.73%となっている。しかし、出生人口の男女比で見ると、2000年には女100:男116.86だったのに対し、2010年には100:118.06となっており、性別のアンバランスは拡大しているといえる。エスニシティについていえば、漢族が91.51%、少数民族が8.49%。1982年の93.3%、1990年の91.96%、2000年の91.59%と漢族の割合が微減する傾向は続いているといえるが、2005年のサンプリング調査では漢族が90.56%まで下がっており、漢族の巻き返しということになる。