矢野さんのファンにとっては辛い1枚かも

 「えこま」さん*1がblogを再開されたようだ。取り敢えずは、胸を撫で下ろす。
 さて、「最近矢野さんを相対化せざるを得ない音楽的体験をしてしまいました」*2と書いた。その「音楽的体験」とは、ChieftainsTears of Stone(1996)を聴いたことである*3。このアルバムには、矢野顕子のほかに、Bonnie Raitt、Nathalie Merchant、Joni Mitchell、Sinead O’connor、Joan Osborne、さらにはDiana Krallといった女性シンガーがゲスト・ヴォーカリストとしてフィーチャーされているわけですが、この面々と並列されてしまうと、さすがに矢野さんも相対化されざるを得ないというか、もっといってしまえば、聴いてて居たたまれなくなる。だから、このアルバムは矢野さんのファンにとっては辛いアルバムなのではないかと思ってしまう。だからといって、矢野さんをリスペクトする気持ちに変わりはないわけだが。

*1:http://d.hatena.ne.jp/eco1/

*2:http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20060207/1139318386#c1139335064

*3:中国盤は、愛爾蘭酋長楽隊『石頭的泪滴』。