本を買った。
青田麻末『「ふつうの暮らし」を美学する 家から考える「日常美学」入門』光文社新書、2024
佐宗邦威『100分de名著 キャンベル『千の顔をもつ英雄』 成長をもたらす旅』NHK出版、2024光文社新書6月。目次あり。
— 猫の泉 (@nekonoizumi) 2024年6月5日
「よりよい“世界制作”のために、私たちの家を考えよう――。日々の暮らしを支える活動やモノを通じて「美」を捉える日常美学は、哲学の一分野である「美学」の中でも、とりわけ新しい領域。…」
⇒青田麻未
『「ふつうの暮らし」を美学する』 https://t.co/vo53EQVmyG
「…これまでの美学は、日常から離れた「芸術」を主な対象とし、家や暮らしにまつわる事象を無視してきた。しかし、私たちは日々の生活の中でも「美」や「快」を感じながら生きており、その時にはたらく感性が、音楽や美術を感じるときより低級だとは言えないはずである。椅子、掃除と片付け、…」
— 猫の泉 (@nekonoizumi) 2024年6月5日
「…料理、地元、ルーティーンなどの具体例を通じて、私たちの感性、そして世界を見つめ直す「日常美学」の入門書。哲学界が注目する気鋭の若手美学者が冴えわたる感性でまとめ上げた、センセーショナルな一作!」
— 猫の泉 (@nekonoizumi) 2024年6月5日
青田麻未さんの『「ふつうの暮らし」を美学する 家から考える「日常美学」入門』をいただきました。世界的に見て日常美学の研究者は少ないと思うのですが、この分野の本をこの手軽さで読めるのはラッキーと言うしかありません。 pic.twitter.com/l8HwZJnTQy
— Saori Makino (@saoriqing) 2024年6月14日
「快」と「不快」、「整っている」と「雑然としている」、「新しい」と「親しみがある」のように、世界の立ち現れを考えるうえで外せない話ばかりです。
— Saori Makino (@saoriqing) 2024年6月14日
個人的には、なぜ晩期ウィトゲンシュタインが美学と相性が良いのかを考えるために読みたいと思っています。あとタイトルがカヴェルまんまで(青田さんは意図してないだろうけど)面白いなと思ってしまいました。
— Saori Makino (@saoriqing) 2024年6月14日
余談ですが、カヴェルは、後期ウィトゲンシュタインが希求する「良さ」を美的観点からなんとか言語化しようとしている印象です。後期ウィトゲンシュタインには、正誤にも善悪にも還元されない、「好ましさ」があるんですよね。
— Saori Makino (@saoriqing) 2024年6月14日
7月のNHK-Eテレ「100分de名著」は、ジョゼフ・キャンベルの『千の顔をもつ英雄』がテキストらしく、ストーリー/物語をつくる学生たちにはいまから全力でおすすめしたい。講師は佐宗邦威さん。この長く難しめの名著がどのように100分間で解説されるのか楽しみです https://t.co/Jl0F3YUIMj pic.twitter.com/0YNWC5QHcO
— 江南亜美子 (@ami_ena) 2024年6月17日