共同通信曰く、
『マザー』は視ておらず、佐々木氏演出のドラマとして最初に記憶に残っているのは、つげ義春の漫画を映像化した『紅い花』(草野大悟主演)。また、『四季・ユートピアノ』や1980年代の『川』三部作のような「ドキュメンタリーとフィクションがまじり合う演出と詩的な映像表現」のドラマは中尾幸世という女優*2の存在(プレゼンス)と切り離すことができない。
佐々木昭一郎さん死去 元NHKディレクター
6/20(木) 13:46配信
数々の斬新なテレビドラマを手がけた元NHKディレクターの佐々木昭一郎(ささき・しょういちろう)さん*1が14日午前1時50分、肺炎のため神奈川県大和市の病院で死去した。88歳。東京都出身。葬儀は近親者で行った。喪主は妻恵理子(えりこ)さん。
立教大卒業後、1960年にNHK入局。演技の素人を起用したドラマ「マザー」(70年)がモンテカルロ・テレビ祭の最高賞を受賞した。
80年の「四季・ユートピアノ」など、ドキュメンタリーとフィクションがまじり合う演出と詩的な映像表現を特長とし、文化庁芸術祭大賞やイタリア賞など国内外の賞を多数受けた。
https://news.yahoo.co.jp/articles/48160e2cb0230c2d5c65a8780be01033229a3411
樋口尚文氏*3;
佐々木昭一郎さん逝く。ビデオもない時代だから本当にたまたまなのだが、60年代からドラマ全作をリアルタイムで見てきたので、出会いの衝撃がハンパなかった。今や笑い話なのだが、高三の頃だか佐々木さんに「NHKのドラマ部に入るにはどうすればいいでしょう」と相談に行ったら笑笑、面白い子が来たと… pic.twitter.com/SdCgUpSZub
— 樋口尚文=『大島渚全映画秘蔵資料集成』神保町「猫の本棚」 (@higuchism) 2024年6月20日
佐々木浩久氏*4;
佐々木昭一郎作品だとつげ義春の『紅い花』これは『紅い花』に『ねじ式』とか『古本と少女』『ゲンセンカン主人』等つげ義春原作漫画のエッセンスを入れて纏め上げたドラマも良かった。主演草野大悟。NHKは佐々木昭一郎特集をやってほしい。
— 佐々木浩久 (@hirobay1998) 2024年6月20日
*1:See eg. https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BD%90%E3%80%85%E6%9C%A8%E6%98%AD%E4%B8%80%E9%83%8E
*2:See eg. https://www2.nhk.or.jp/archives/articles/?id=D0009070171_00000 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%AD%E5%B0%BE%E5%B9%B8%E4%B8%96
*3:See also https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/20140317/1395025404 https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/2021/09/04/141731 https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/2024/06/18/173551
*4:See also https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/2021/08/21/030734