43 countries

Harriet Sherwood “More than 20% of countries have official state religions – survey” https://www.theguardian.com/world/2017/oct/03/more-than-20-percent-countries-have-official-state-religions-pew-survey


米国ワシントンのPew Research Center*1によると、世界中で「公式宗教(official religion)」、つまり国教を定めている国は43か国。また「優先宗教(preferred religion)」を定めているのは40か国。全体の53%に当たる国々では特に国教や「優先宗教」を定めていない。43か国のうち、イスラームを「公式宗教」としているのは、中東と北アフリカを中心とした27か国。基督教を「公式宗教」としているのは13か国(そのうち9か国はヨーロッパ)。ブータンとカンボディアでは仏教を「公式宗教」としている。イスラエルユダヤ教*2。 基督教を「優先宗教(preferred religion)」として定めているのは28か国。なお、全体の5%に当たる10か国は「国家が宗教制度を緊く規制しているか、あるいは宗教に積極的に敵対している(the state either tightly regulates religious institutions or is actively hostile to religion)」と認定されている。例えば、中国、北朝鮮キューバ、ヴェトナム、それから元蘇聯の幾つかの国。中国、北朝鮮キューバ、ヴェトナムに関しては、寧ろマルクス主義或いはマルクス主義から派生した宗教を国教としているということで、最初の「43か国」の側に加えるべきであろう。