柿二世

10月2日。

宮島達男*1被爆柿の二世」(「柿の木プロジェクト」*2)。千葉市美術館*3千葉市中央3丁目。
朝日新聞』の記事;


千葉市美術館で県内初「被爆柿の木2世」の植樹式
真田香菜子2022年2月20日 10時30分


 長崎市の原爆投下で生き延びた「被爆柿の木」から種を取って育てた「被爆柿の木2世」の苗木を植える植樹式が19日、県内で初めて千葉市美術館で開かれた。植樹のプロジェクトに長年取り組んできた現代美術家の宮島達男さん(65)と、小学生や保護者らが参加した。

 「時の蘇生・柿の木プロジェクト」は宮島さんが1996年に始めた。これまで少なくとも世界26カ国でプロジェクトに応募した地元有志らが、320本以上を植えてきたが、県内では今回が初めてとなる。

 植樹前に子どもたちは柿のモビール作りを体験。その後のセレモニーで宮島さんは、「みんなで柿の木を見守って、平和の心が育つように。10年後に柿の木の下で同窓会をしましょう」と語りかけ、子どもたちは小さな手で苗木に土をかけた。参加した11歳の女児は、「木は大きくなるから、また来る」と話した。

 もともとは、一昨年秋に同館で開かれた宮島さんの大規模個展に合わせて植樹する予定だったが、コロナ禍で延期に。この日は、個展で柿の木を知り、「平和を学ぶきっかけに」とプロジェクトに応募した県立若松高校の教員と女子生徒も見学に訪れていた。同校でも、3月に県内2カ所目の植樹式を行う予定という。生徒は植樹の手順を熱心に確認していた。

 植樹を終えた宮島さんは、「子どもたちのエネルギーを感じて感動した。植樹は一人ではできないので、展覧会を通じて活動がひろがるのはありがたい」と話した。同館は今後10年間、毎年柿の木にちなんだイベントを行うという。(真田香菜子)
https://www.asahi.com/articles/ASQ2M6V9HQ2LUDCB013.html

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