コレクターだった

某氏のご教示による。

ドラッカー・コレクション 珠玉の水墨画 「マネジメントの父」が愛した日本の美』http://www.ccma-net.jp/exhibition_end/2015/0519/0519.html


経営学者ピーター・F・ドラッカー*1が収集した日本の水墨画千葉市美術館にて。あのドラッカーが日本美術愛好者だったということは知らなかった。


 経営学の泰斗にして、「マネジメントの父」とも呼ばれる、ピーター・F・ドラッカー(1909〜2005)。世界の企業人に多大な影響を与えてきただけでなく、その幅広い専門領域と未来への洞察によって、没後10年の今ふたたび関心が高まっています。
 そのドラッカーが、若き日から日本の古美術に深い愛情を寄せ、初来日の1959年からは、熱心に作品の蒐集もしていたことをご存知でしょうか。それはマネジメントに関するコンセプトのほとんどを生み出すという功績を築きあげた時期に重なります。自身により「山荘コレクション」と名付けられたそのコレクションは、稀少な室町時代水墨画を主とする点、大変珍しく個性的なものですが、さらに、桃山時代の武人画家海北友松や、江戸時代の池大雅や浦上玉堂などの文人画、白隠などの禅画、伊藤若冲琳派の作品も含まれています。
 人口当たりでは最大の読者を持ち、特に影響が大きく深かった日本。しかしこれまでのさまざまな“ドラッカー学”の中でも、美術コレクションが意味したものについての考察は、未開拓の分野であったと言えましょう。
 本展は、知られざる存在となりつつあった本コレクションを改めて調査し構成した、初公開作品を含む111点の里帰りとなるものです。コレクションの軌跡をたどり、ドラッカーその人への関心と彼が美術を通じて見た日本という視点を加えながら、新たな切り口で作品の魅力をご紹介いたします。