50周年

クランクイン!「『ゴッドファーザー』シリーズ真の完結編「最終章」、日本劇場初公開 50周年記念上映決定」https://news.yahoo.co.jp/articles/60a2d962ff77a20e01f54054a3ca238a736d6bcf


曰く、


巨匠フランシス・フォード・コッポラ監督による映画史に輝く傑作『ゴッドファーザー』シリーズ*1が、1作目公開から今年で50周年を迎えることを記念し、2月25、26、27日の3日間限定で東京と大阪にて4K上映されることが決定。予告編と特別ロゴが公開された。3作目『ゴッドファーザー<最終章>:マイケル・コルレオーネの最期』は、公開当時の作品にコッポラ監督が大幅な再編集を加えた新たな完結編で、今回の上映が日本劇場初公開となる。

1972年3月24日に全米公開されると当時の興行記録を塗り替える大ヒットとなり、その年のアカデミー賞では11の部門でノミネートされ、作品賞、脚色賞、主演男優賞(マーロン・ブランド)の3部門を受賞。続く『ゴッドファーザー PARTII』は1974年に全米公開され、作品賞を含むアカデミー6部門を受賞。100年近いアカデミー賞の歴史の中で、シリーズ2作品連続でアカデミー賞作品賞を受賞した唯一の作品となった。同シリーズは、1990年に公開された『ゴッドファーザー PARTIII』と併せて、映画史上最高の三部作作品と称されている。

 そんな歴史的傑作の公開50周年を記念し、シリーズ三部作が、2月25、26日、27の3日間限定で、それぞれ1日1作品ずつ、TOHOシネマズ日比谷とTOHOシネマズ梅田で公開されることが決定。伝説的撮影監督ゴードン・ウィリスによる、強い陰影とノスタルジックな光彩による絵画のような圧倒的映像美が堪能できる4K上映に加え、最大の目玉は、日本初の劇場公開となる第3作目『ゴッドファーザー<最終章>:マイケル・コルレオーネの最期』の上映だ。

 同作は、コッポラ監督が自らの希望で『ゴッドファーザー PARTIII』を再編集した、真の『ゴッドファーザー』完結編。オープニングやエンディングをはじめ、細かい箇所を含めると360近くの変更を加えたという。コッポラ監督は「再編集版は雰囲気もスタイルも描いている内容も旧編集版とは違うので、まったく別物と言える、とても感動的な作品になっていると思います。鑑賞後、全員涙していました」と、新たな最終章のクオリティに大きな自信を覗かせている。

因みに、この『ゴッドファーザー<最終章>:マイケル・コルレオーネの最期』は既にブルー・レイが出ている;


Banger!!!ニュース編集部「アル・パチーノが大絶賛! コッポラ再編集版『ゴッドファーザー(最終章):マイケル・コルレオーネの最期』」https://www.banger.jp/news/48786/


アル・パチーノ*2、語る;


同作は、コッポラ監督自身がオープニングシーンとラストシーンに手を加え、363箇所のシーンの配置変更をした再編集版。主人公のマイケル・コルレオーネを演じたパチーノは、新しいオープニングシーンのおかげで、“ピントが合った”と明かしている。

「フランシスはオープニングシーンを変更し、マイケルがバチカン大司教とビジネスを始める場面になった。そのシーンは35分から40分くらいで、以前のままでは、観賞する人々が、ごちゃごちゃとした中で迷子になっていたと思う。
新しいバージョンでは、なぜかピントが合うように感じたよ。映画は魔法のようなもので、理解している人たちがクローズアップをカットしたり、シーンをトリミングしたりすることで、大きな違いを生み出すことができる。いつも驚かされるよ。」と語った。


ゴッドファーザー Part III』には、マイケルの長女メアリーとして、コッポラ監督の娘ソフィア・コッポラが出演している。現在は映画監督として活躍している彼女は、女優としてのキャリアがないまま同作に助演女優として出演したことで、辛辣な批判にあってしまう。最終的に、ゴールデンラズベリー最低助演女優賞、最低新人賞をダブル受賞してしまう結果となった。

「フランシスに再製作するチャンスがあってよかったし、ソフィアのパートをよりよくしてくれることを願っていた。私はあの子が大好きだし、当時は大したものだった。考えてもみてほしい。10代の子が自分の父親の映画に出演して酷評されたんだ。当時はインターネットがなかったけれど。
本作で人々が彼女にまともに接して、もっと理解してくれることを願うよ。娘が傷ついてしまったことが、この度の再編集の、フランシスの本当の動機だったと思うよ。ずっとどうにかしたいと考えていて、やっと方法が見つかったんだ。」とパチーノは語った。