山崎剛太郎さんがコロナウィルス感染症で亡くなった。103歳とは。戦後のマチネポエティックの一員で加藤周一などと親交した作家だが、700本におよぶフランス映画の字幕翻訳でも知られる。ヌーヴェルヴァーグの名作など忘れがたい。渋谷の美蕾樹でよく話しこんだ。折目正しく優しい紳士だった。合掌。★ pic.twitter.com/k95HjsOsfl
— 巖谷國士 (@papi188920) 2021年4月7日
怖しいことに、山崎剛太郎さんは「院内感染」だったとのこと。100歳を超えてもお元気だったが、今年に入ってから別の病気で入院し、新型コロナウィルス感染症で亡くなった。病院名は報されていない。なんということだろう。病気の高齢者(だけではないが)はほんとうに危ない。政権を変えなければ。★ https://t.co/9GsGa4vF5K
— 巖谷國士 (@papi188920) 2021年4月7日
柳下美恵さん;
コロナ感染症だったのですね…ご遺族からのお手紙に山崎さんの詩が添えられていました。 pic.twitter.com/lQGxVRH7Jg
— 柳下美恵 mie yanashita (@miesilentpiano) 2021年4月7日
時事通信の記事;
『サンケイスポーツ』;
山崎剛太郎氏死去 詩人、仏文学翻訳家
4/6(火) 11:58配信
山崎 剛太郎氏(やまさき・こうたろう=詩人、仏文学翻訳家)*23月11日、東京都内の病院で死去、103歳。
福岡県出身。葬儀は近親者で済ませた。喪主は妻英子(えいこ)さん。
早稲田大文学部仏文科卒。外務省勤務を経て東宝東和に入社し、「大いなる幻影」*3など多数の仏映画の字幕翻訳に携わった。1979年に仏政府から芸術勲章シュバリエ、90年に芸術文化勲章オフィシエを受けた。著書に「薔薇(ばら)物語」など。
https://news.yahoo.co.jp/articles/2d8d39a0c1df68c9ec8353f8a18d51cb1f39a76b
ところで、Wikipediaに字幕翻訳の業績が全然リストアップされていないのは異常だろう*4。ウィキペディアンの方々の奮闘努力に期待したい。
2021.4.6 12:19フランス映画字幕翻訳家、山崎剛太郎氏死去 103歳
山崎 剛太郎氏(やまさき・こうたろう=フランス映画字幕翻訳家、詩人)3月11日午後8時、肺炎のため東京都港区の病院で死去、103歳。福岡市出身。喪主は妻英子(えいこ)さん。
外務省勤務を経て映画会社に入社。「トリュフォーの思春期」や「高校教師」など約700本の映画の翻訳に携わった。フランスの芸術文化勲章オフィシエを受章した。
https://www.sanspo.com/geino/news/20210406/sot21040612190003-n1.html
*1:See also https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/2019/11/22/115917 https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/2020/05/13/093129 https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/2020/05/21/100344 https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/2020/07/28/083847 https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/2020/08/19/002601
*2:See also https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/20060605/1149478230
*3:https://kac-cinema.jp/ooinaru-genei/
*4:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B1%B1%E5%B4%8E%E5%89%9B%E5%A4%AA%E9%83%8E