和歌山市立博物館曰く、
緊急事態宣言の解除後は「マンボウ」を発動することもあるようですが、「マンボウ」とはまん延防止等重点措置のことで、当館の「疫病除けマンボウ」のことではありません。
— 和歌山市立博物館 (@w_city_hakubuts) 2021年3月19日
当館の「疫病除けマンボウ」は一旦役目を終え、21日に収蔵庫へ戻ります。#疫病退散 #新型コロナウイルス #マンボウ pic.twitter.com/GASgcVsS6m
理由はわかりませんが、昨日から急に数多くの要望が寄せられたため、4日から再び「疫病除けマンボウ」を展示します。なお、繰り返しになりますが、当館の「マンボウ」は、まん延防止等重点措置のことではありません。ふざけた雰囲気もありません。#疫病退散 #新型コロナウイルス #マンボウ pic.twitter.com/k1S8KuCHvp
— 和歌山市立博物館 (@w_city_hakubuts) 2021年4月2日
See also
「疫病除けマンボウ?版画を再展示」https://www.kyoto-np.co.jp/articles/-/541957
松川希実「突然増えた「要望」に応え…マンボウの絵を再展示した博物館のセンス」https://withnews.jp/article/f0210405006qq000000000000000W08k10201qq000022813A
「満方」と書くのか。たしかに縁起良さそう。ただ、何故「 満方」が「厄除け」なのかはわからない。アマビエ*1のようにご託宣を残しているということもないわけでしょ? フグ目*2なのに毒がないから? まさかね! 「マンボウ」は「最弱」生物だという都市伝説まで流布しているのだった;
ところで、気仙沼市*3とは全く違う理由だけど、「まん防」という表記は不愉快しか感じない。日本語それ自体に対する悪意ある攻撃。
マンボウは異常に死にやすい生物というインターネット・ミーム(いわゆる、「マンボウは天国に一番近い生物」である)があるが、多くが虚偽か、特別弱いというわけではない。マンボウの研究家である澤井悦郎は、このミームについても研究している。2010年5月19日、日本語版Wikipediaの「マンボウ」の記事に投稿された「マンボウはこの時、着水の衝撃で死に至る事がある。」という記述が発端だとしている。これが流行し、「魚生ハードモード」という言葉さえ生まれた。ジャンプする様子は目撃されているが死ぬわけではなく、理由も含めて詳しい研究はない。マンボウが寄生虫を振り落とすためといわれているが真偽は確認されていない。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%83%9C%E3%82%A6
*1:See also https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/2020/03/06/084812 https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/2020/03/10/123324 https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/2020/03/21/210247 https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/2020/03/22/095721 https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/2020/04/01/134438 https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/2020/04/02/131509 https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/2020/04/27/234958 https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/2020/05/01/110000 https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/2020/05/06/152643 https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/2020/07/07/122959 https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/2020/08/15/084558
*2:マンボウが「フグ科」というのは誤りです。正しくは「マンボウ科」。https://twitter.com/MikioSumita/status/1378730601012817920
*3:See 共同通信「「マンボウ」はやめて… 宮城県気仙沼市が「まん延防止等重点措置」の略称を気にする理由」https://www.tokyo-np.co.jp/article/95609