別の系譜

たぬき*1AKB48が社会現象だった時代」https://campingcarboy.hatenablog.com/entry/2020/11/18/004714


AKB48が今年の『紅白歌合戦』に落選したことを承けて、「櫻坂46、乃木坂46、日向坂46などは出場するらしいが、なんといっても、その手のガールズユニットの頂点に立っていたAKBが「紅白」に出ないということは、秋元康系アイドルグループの「終わりの始まり」を見るような気がする」と述べている。
この話の前提は、「坂」系のグループはAKBの亜流だという認識。最近まで、私も曖昧にそう考えていた。でも、そこにはジェンダー的なバイアスが含まれている。「坂」系のファンである若い女性にとっては、「坂」系はAKBの亜流などではなく、はっきりと別物であるらしいのだ。ファッションなどを模倣する対象としてのアイドル。
10年くらい前に、「女子中高生がファッションやライフスタイルまで真似したくなるスターが日本では不在」であるために「少女時代、KARAに代表されるK-POPアイドル」に若い女性の人気が集まるということが言われていた*2。「ファッションやライフスタイルまで真似したくなるスター」の系譜は、安室奈美恵→SPEED→浜崎あゆみ。「坂」系はこの系譜を継いだことになる。
そういうことを、最近某フリー・マガジンのコラムで読んで、妙に納得したのだけど、そのときはメモも取らずに捨ててしまった。上掲のエントリーを読んで、その話を思い出したのだけど、その出典は思い出せない。