マックス・ウヨーバー?

今野元『マックス・ヴェーバー』の前半で開示される若きマックス・ウェーバーの人間像は、排外主義、レイシズム、優生思想にどっぷりと浸かったウェーバー。第2章は「社会ダーウィニズムへの傾倒」と題されている。ウェーバーじゃなくてウヨーバーだろ! と思った人も少なくないのでは? 特に、昔(同じく岩波新書の)大塚久雄『社会科学の方法』や『社会科学における人間』*1とかでウェーバーに入門したという人にとっては、かなりショックなのではないかと思う。

社会科学における人間 (岩波新書)

社会科学における人間 (岩波新書)