★島田虔次『朱子学と陽明学』(岩波書店)
— Silly (@gynaecocracy) 2020年9月27日
朱子学、陽明学についての古典的な概説書。まず宋学の基本を押さえたい方にお勧めします。Kindle版あり!https://t.co/laUzcaKxu2
20代の頃に島田虔次『朱子学と陽明学』を読んだけれど、そのときは全然ぴんと来ず、頭にも入らなかった。それから数十年後に、同じテーマ、同じ題名の小島毅『朱子学と陽明学』*1を読んだ。そのときは、20代の島田本のときとは違って、テクストに入り込んで、著者に頷いたり反発したりするという体験ができた。多分、これは島田本と小島本の違いというよりは、(読者が)馬齢を重ねたことの効果ということなのだろう。
- 作者:島田 虔次
- 発売日: 1967/05/20
- メディア: 新書
- 作者:小島 毅
- 発売日: 2013/09/10
- メディア: 文庫