剽窃は快楽?

4月にWikipediaの丸写しというblogエントリーを見つけたのだけど*1、そのエントリーは削除もされておらず、そのblog自体も好調に更新され続けているのだった。但し、それ以降のエントリーのオリジナリティはわからない。といいうか、それを検証する気力がない。4月に剽窃に気づいたのは、偶々そのエントリーのトピックを巡ってWikipediaを参照していたからだ。細かい言い回しまでクリソツじゃないか、こんなことってあり得るのか? という感じ。
さて、また剽窃blogを見つけてしまった。


『jyonyblog’s diary』https://jyonyblog.hateblo.jp/


これは開設されて僅か2か月足らずのうちに、記事が700エントリー以上アップロードされているという、或る意味凄いblog。「芸能関係を書きますよろしくお願いします」と謳っているのだけど、ちょっと文体に怪しさを感じたので、検索してみたところ、やっぱりそうか! という感じ。ニュース・サイトの記事の丸写しだった。今私がこの記事を書いている時点での最新記事は、


「大物俳優マーク・ウォールバーグ、黒人男性への追悼文が大炎上! 自らのヘイトクライムには触れず、他人事のように投稿」https://jyonyblog.hateblo.jp/entry/2020/06/11/133932


という記事だけど、これは


堀川樹里「大物俳優マーク・ウォールバーグ、黒人男性への追悼文が大炎上! 自らのヘイトクライムには触れず、他人事のように投稿」https://www.cyzowoman.com/2020/06/post_288145_1.html



という記事の前半部の丸写し。
blog記事の最初の3パラグラフは


生意気な白人ラッパー、セクシーな下着モデルというイメージを払拭して、アカデミー賞にノミネートされるほどの大物俳優へと成長したマーク・ウォールバーグ(49)。プロデューサーとしても高く評価され、ハリウッドの殿堂入りも果たしている。

 そんな彼が、先日、警察官に膝で首を押さえつけられて死亡した黒人男性ジョージ・フロイド氏への追悼文をインスタグラムに投稿した。「ジョージ・フロイド氏が殺された事件には心が痛む。この問題を解決するには、みんなが一丸となって取り組まなければならない。我々みんなのために祈る。神のご加護を」という至って常識的な文章なのだが、過去にヘイトクライム騒動を起こしたマークがいけしゃあしゃあと投稿したとあって大炎上している。

 今年3月、英紙「ガーディアン」のインタビューで、「9人兄弟の末っ子だったから、兄たちにいじめられながら育った。一歩外に出ても、暴力が全てだった」「157cm・54kgしかないチビのティーンが、大人相手に自己防御することは、楽なことじゃなかったね」と回想したマーク。

堀川さんの記事の最初の3パラグラフは、

生意気な白人ラッパー、セクシーな下着モデルというイメージを払拭して、アカデミー賞にノミネートされるほどの大物俳優へと成長したマーク・ウォールバーグ(49)。プロデューサーとしても高く評価され、ハリウッドの殿堂入りも果たしている。

 そんな彼が、先日、警察官に膝で首を押さえつけられて死亡した黒人男性ジョージ・フロイド氏への追悼文をインスタグラムに投稿した。「ジョージ・フロイド氏が殺された事件には心が痛む。この問題を解決するには、みんなが一丸となって取り組まなければならない。我々みんなのために祈る。神のご加護を」という至って常識的な文章なのだが、過去にヘイトクライム騒動を起こしたマークがいけしゃあしゃあと投稿したとあって大炎上している。

 今年3月、英紙「ガーディアン」のインタビューで、「9人兄弟の末っ子だったから、兄たちにいじめられながら育った。一歩外に出ても、暴力が全てだった」「157cm・54kgしかないチビのティーンが、大人相手に自己防御することは、楽なことじゃなかったね」と回想したマーク。

一字一句変わってないでしょ?
また、その前の、


「ジャージ胸部がこんもり!夏菜、静止画像でクッキリ判明した朝日奈央との「差」」https://jyonyblog.hateblo.jp/entry/2020/06/11/133532


というエントリーは、


「ジャージ胸部がこんもり!夏菜、静止画像でクッキリ判明した朝日奈央との「差」」https://www.asagei.com/excerpt/151305


という『アサヒ芸能』の記事の全文丸写し。
オリジナルへのreferenceが全然ないので、備忘のためのスクラップですといった言い訳は通用しないと思う。
倫理的には徹底的に糾弾されるべきなのだろうけど、それよりも、こういうことって何処が面白いの? と尋ねてみたいと思っている。