或る声明

共同通信の記事;


「コロナ患者への差別やめて」
ハンセン病NPOが呼び掛け

2020/5/20 19:23 (JST)5/20 19:35 (JST)updated


 NPO法人ハンセン病療養所世界遺産登録推進協議会(岡山県瀬戸内市*120日までに、新型コロナウイルス感染症の患者や関係者に対する差別はあってはならないと呼び掛けるメッセージをホームページに掲載した*2

 メッセージは「症状や原因が異なる新型コロナウイルスハンセン病を単純に比較することはできないが、誤った知識や見解による過度な反応はうわさや偏見を生み、差別につながる」と指摘した。

 同協議会は「差別を繰り返してはならないという入所者の思いから掲載に至った。恐怖心を(周囲に)散らすような言動ではなく、感染症への正しい理解を心掛けてほしい」としている。
https://this.kiji.is/635785305379357793

かつての「らい予防法」は抗新型コロナウィルス対策(政策)を行う上で常に省みられるべき反面教師であるだろう。
以前引用した木村草太氏の言葉;

ハンセン病の隔離政策に対して違憲判決が相次いでいることからも分かる通り、らい予防法(1996年廃止)に基づく日本の感染症対策措置は、科学的根拠を欠いたうえ、人権への配慮が不足し、差別的な隔離が長年に渡って行われました。こうしたことが繰り返されないよう、強力な措置をとる場合には、人権を尊重するのはもちろん、十分な科学的根拠を十分に検討する必要があります。
(籏智広太「「政府をリアルタイムで批判すべき」緊急事態と法律、憲法学者の木村草太さんに聞く」https://www.buzzfeed.com/jp/kotahatachi/emergency-declaration-6*3