「毒キノコ」は如何？ - Living, Loving, Thinking, Again

小池陽慈氏*1曰く、

新大学生に薦める本〜系のタグに、「難しすぎる本ばっか！💢」って憤ってる人、待て。
確かに彼らにフーコーは無理だべよ。
でも、やっと受験勉強つうものから解放されて、"わからねー勉強"を許されるようになったのよね。
意味不明の本に木っ端微塵にされる経験、たんと味わえって思うけどな、僕は。
— 小池陽慈☆筋肉痛 (@koike_youji) 2020年3月13日

遠い昔に、浅田彰氏が次のように言っている；

（前略）受験体制に即してあらかじめ範囲を限定されたインスタント公害食品から解放されて、森の木の実でも毒キノコでも勝手にツマミ食いできるようになる。これは絶対に必要なことだ。だけど、あくまでもツマミ食いでいいんだよね。「じっくりと腰を落ちつけて」なんていう必要はない。通りすがりで十分だ。ただし毒がないか匂いを調べるなんていう小心なマネなんかせず、ガブッと一口かじってみること。で、これはイケルと思ったら、気軽にチャート化してカードにしちゃうこと。（「ツマミ食い読書術」in 『逃走論』*2、p.223）