西竹唯太朗、杉山雅崇「異世界の入り口か 1泊1100円の宿泊所 扉の結束バンド切って入室すると…」https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200224-00000002-kobenext-l28
神戸市兵庫区の「新開地」について。かつては「東の浅草・西の新開地」と称される繁華街で、その後は日雇い労働者(「アンコ」)のためのドヤ街になった。最盛期には50軒あったドヤも現在では「三和ホテル」のみ。どのような経緯で、繁華街として衰退してドヤ街になったのか。繁華街からドヤ街への転換は1950年代後半であるようだ。
ドヤ街としての衰退は21世紀に入ったあたりから;
後日、三和ホテルの経営者に会った。栗山清志さん(66)。開口一番「今は若い労働者なんておらんで」と言われた。1959年に創業。それ以前は栗山さんの祖父が、同じ土地でお好み焼き店と帽子店を営んでいたが、増えつつあった日雇い労働者に目をつけ、簡易宿泊所にしたという。
『華麗なる一族』*1に登場する建設労働者たちも「新開地」に寝泊まりしていたのか?
順調だった経営に陰りが見え始めたのは2000年代に入ったころ。不況で日雇い仕事の募集がなくなり、労働者も消えていった。さらに08年のリーマンショックが追い打ちをかけた。