こんなに若かった!

朝日新聞』の記事;


「インターネットの父」村井純さん、慶応大で最終講義
1/16(木) 19:40配信朝日新聞デジタル


 「日本のインターネットの父」と呼ばれる慶応大環境情報学部教授の村井純さん(64)*1が定年を迎え、16日、最終講義があった。村井さんは「インターネットに国境はない。国や政府が分断したり規制しようとしたりする試みは続くだろうが、若い人たちで守ってほしい」と呼びかけた。

 村井さんは1980年代、研究者による独自プロジェクトとして国内の大学間を結ぶ通信網の構築に尽力。米国のインターネットと接続させ、その後のネット社会への道筋を開いた。

 村井さんは講義「インターネット」の最終回となったこの日、学生の質問に答える形でその歩みを振り返った。インターネットは「人類が初めて手にした世界共通のデータ・ネットワーク」だとし、国や政府から独立した国境のない形で運営することの大切さを強調。様々な規制とどう向かい合っていくかは、ネット世代の若者たちに託されていると語った。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200116-00000050-asahi-soci

軽く驚いたのは、村井さんってこんな若かったんだ! ということ。1990年代の初め、「インターネット」という言葉を知ったのと略同時に「村井純」という名前を知った。あの頃は、みんなそうだったのではないか。遅くても、岩波新書から『インターネット』という本が出る頃までには、何らかのかたちでネットを使う人は誰でもその名前を知っていたと思う。その頃、既に〈第一人者〉であって、自分より10以上は上の人なんじゃないかと勝手に思い続けていた。ところで、言っていることはまさにその通り。(正しい意味における)ハッカーであり続けているわけだ。
インターネット (岩波新書)

インターネット (岩波新書)