高校時代にやっていても視なかっただろう

小林克也*1という名前をけっこう久しぶりに見た。
茂木健一郎*2のツィート;


「国内のヒット曲をみんなが知っているかというとそうでもない」というのは、『ベストテン』(の類)がTVから消えてしまったからかも知れない。そういえば、久米宏黒柳徹子の『ベストテン』というのは『ベストヒットUSA』とは同時並行的だった。土曜の深夜に『CDTV』ってやっているけれど、その視聴率はどのくらいなの?
ベストヒットUSA』を私のライフ・ヒストリーに重ねると、大学・大学院の時代ということになる。もし高校生の頃にやっていても、多分視なかったんじゃないかな。別に反米的というわけではないけれど、高校生の頃、「アメリカ」のヒット・チャートの動向には殆ど関心がなかったのだ。坪内祐三氏の急死に当たって、氏がボブ・ディランニール・ヤングなどの北米のフォーク・ロックの大ファンであることを強調したのだけど*3、氏については、私と略同世代なのにどうしてそんなに米国の音楽に詳しいの? という驚きがある。私の周囲には、音楽に或る程度以上関心を持っている人で、米国に目を向けている人はいなかった。勿論、米国の音楽を無視していたわけでなく、キッスもエアロスミスもチープ・トリックも知っていたけれど。みんな注目していたのは英国だった。ミーハーだって、クイーンやロッド・スチュアートだよ。英国を超えて、やっぱりジャーマン・ロックだぜ! と言っていた人もいたけれど。その頃、《ベストヒットUK》をやっていたら、絶対視ていたと思うけれど。米国の音楽にも少しずつ関心が向き始めてくるのは1980年代に入ってから。